ハリー・ポッターと秘密の部屋 新装版(2-2) 静山社ペガサス文庫

J.K.ローリング(著者), 松岡佑子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 静山社
• 発売年月日: 2024/06/06
• JAN: 9784863898639

商品レビュー

2025/11/06

とても充実した一学期でした。
伏線の回収も素晴らしく、特にアラゴグから逃げるシーンでは車で登校したのがここで活きてくるのか、と感嘆したものです。
しかし『賢者の石』のラストでも思ったのですが、ハリーは休みの度にダーズリー家に帰らなくてもいいんじゃないかしら…？
嫌な思いをすると分かっていて家に帰るぐらいだったら、寮に残ったり、ウィーズリー家に居させてもらえればいいのに、と思ってしまいます(´⌒`｡)

ラストでパーシーのガールフレンドが実はペネロピー・クリアウォーターだと明かされましたが、わたしとしては「だ、誰や…？」と言わずにいられないくらいキャラクターの人数が増えてきてしまいました。
次回作を読む前に、一度映画を見ておさらいするべきかとも思うのですが、わたしはクモやヘビがあまり得意ではないので、少し躊躇われます。

ちなみに、ロックハートに関しては好感度が上がる機会が全くなく、むしろ下がる一方でしたが、職員室で怪物の討伐を一方的に任されたシーンでは、さすがに可哀想だと思いました。
きっと、彼の居場所はここではなかったのでしょうね。新天地でのご健康とご多幸をお祈りいたします。

逆に好感度が爆上がりしたのはダンブルドア先生です。
前作ではマクゴナガル先生とどちらが校長先生か見分けが付かなかったのですが、今作のラストで一気に印象に残り、彼のファンになりました。
ハリーは、自分が本当にグリフィンドール生でいいのか悩み、組み分け帽子にスリザリンに入れないでと頼んだからにすぎない、という不安に対してダンブルドア先生は「ハリー、自分が本当に何者かを示すのは、持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかということなんじゃよ」と優しく諭してくださいました。

な、なるほど…！つまり『秘密の部屋』の映画を見る選択をすれば、わたしは決してこわがりではなくクモやヘビが平気だと示す事が出来るのですね(๑•̀ - •́)و✧
分かりました！まずはネットで調べて予告編から見てみます！(慎重派)