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縄文文明の謎を解く 日本が世界の中心であるこれだけの理由
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2024/05/01 |
JAN | 9784198658304 |
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縄文文明の謎を解く 日本が世界の中心であるこれだけの理由
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P202〜P204 ◇明察功過 聖徳太子の十七条憲法の第十一条 徳川吉宗の享保20年間、江戸の牢屋に入れられた囚人の数は0人。未然に防ぐことに一生懸命働いた人々の成果。 火事の消火に駆けつけるめぐみはたしかにヒーローだけれど、本当に望ましいのは、そもそも火事も被害も...
P202〜P204 ◇明察功過 聖徳太子の十七条憲法の第十一条 徳川吉宗の享保20年間、江戸の牢屋に入れられた囚人の数は0人。未然に防ぐことに一生懸命働いた人々の成果。 火事の消火に駆けつけるめぐみはたしかにヒーローだけれど、本当に望ましいのは、そもそも火事も被害も起きないこと。だからこそ、日頃から起こりうる懸念を見越し、人々に周知徹底してもらうことで、未然に災いを防いでいました。 日頃の私たちにも身に覚えがあるように、そうした細やかな気遣いを求める人や、その言動というものは、どうしても煩わしく思えてしまうため、うるさがられてしまうものです。そして、「それでもいい」と、それでも人々の不幸を未然に防ぐために誠実な人がいたからこそ、享保20年間の高い治安は守られました。 戦後のGHQによる神話否定が始まるその日まで、日本人は、ありとあらゆる時代において、和歌を愛しました。なぜなら、和歌こそは、一番に言いたいことを、言うべきことをあえて言わず、それを察する文化だからです。ですから和歌を読むことは「明察功過」を学ぶよき教訓となりました。だからこそわかは「あらゆる日本文化の原点」と言われているのです。 ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー この内容が一番感動しました。 グアム島ラインや、縄文人が海を渡ってさまざまな歴史を残してきた証拠など、興味深いことは他にも尽きぬことなくたくさんあって、その中でもこの内容は特に胸を打たれました。 私のお気に入りの図書の中に、 本居宣長『もののあはれ』と『日本』の発見/先崎彰容 があります。あちらにおいては、政治的・道徳的・教養的な価値とは後付けで勝手についたものであり、無理強いして見出さなくてもよいと言われていました。歌いたいから歌う。書きたいから書く。詩も言葉も、本来ただそこにあるだけに過ぎないと。 一方、本居さん自身が研究していた物語のひとつ、源氏物語の作者・紫式部さんは、そのあるがままを認めたうえで、大切なことを教えてくれました。「絵空事(フィクション)でありますからこそ、己の体験から得る、喜びや悲しみ、それらから距離を置き、素直な気持ちで学ぶこともできるのではないでしょうか」___と。 全く両方ともその通りだと思います。 ゆえに、紫式部さんも本居宣長さんも、心を尽くして生涯続けた和歌には、大変に豊かな教養と、ただ感じるだけで良いという、とても穏やかで、そしてときには儚い想いを包み込んだ、生きるために大切なことが宿っていると信じております。 自分がこの世を去るとき、何を想い、何を歌うのか。まだ全くそれは見えませんが、少なくとも、生まれ、体験させてくれた全ての奇蹟に感謝して、そこから湧き出る想いを、于多-うた-にしようと思います。
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