商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2024/06/19 |
| JAN | 9784150124496 |
- 書籍
- 文庫
三体 Ⅲ(上)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
三体 Ⅲ(上)
¥1,650
在庫あり
商品レビュー
4.5
94件のお客様レビュー
なんと三体読み始めて初めての星4つ。 程心が主人公の今回、1番面白かった。 三体がこんな風に展開していくのか…と壮大。 この本の読み方として多少意味がわからんなというのがあっても、これまでのあらすじでバッチリ理解できるようになっている。 あー、そういうことだったのかとあらすじで納...
なんと三体読み始めて初めての星4つ。 程心が主人公の今回、1番面白かった。 三体がこんな風に展開していくのか…と壮大。 この本の読み方として多少意味がわからんなというのがあっても、これまでのあらすじでバッチリ理解できるようになっている。 あー、そういうことだったのかとあらすじで納得。 読み方わかってきたので面白くなってきたのかも。
Posted by 
【結論】 完結編の幕開けである本作は、これまでのシリーズで提示された「宇宙の法則」を、さらに残酷な「文明の生存戦略」へと昇華させている。序盤の停滞感を補って余りある、後半の爆発的なスケール感と心理描写。これは巨匠・劉慈欣と読者の「信頼関係」が試される一冊だ。 ■ 序盤の「...
【結論】 完結編の幕開けである本作は、これまでのシリーズで提示された「宇宙の法則」を、さらに残酷な「文明の生存戦略」へと昇華させている。序盤の停滞感を補って余りある、後半の爆発的なスケール感と心理描写。これは巨匠・劉慈欣と読者の「信頼関係」が試される一冊だ。 ■ 序盤の「沈黙」は、巨匠との信頼の証 物語は1453年のコンスタンティノープル陥落から始まる。正直に言えば、最初は「何を見せられているのか」と困惑し、面白さが加速するまでには相応の時間を要した。 しかし、我々読者には前作『黒暗森林』を共に潜り抜けた著者との確固たる「信頼関係」がある。一見、象徴的で不可解な伏線や「階梯計画」の淡々とした準備も、後に訪れる巨大なうねりのための「必要な助走」だ。この静かな時間すらも贅沢に味わえるのは、シリーズ読者の特権だろう。 ■ 現代社会の写し鏡としての「群衆心理」 物語が動き出し、地球と三体世界の関係性が深化するにつれ、描かれるのは圧倒的な「恐怖」だ。 中東情勢をはじめ、現実世界が混迷を極める今、作中でパニックに陥った人々が宗教や絶対的なものに縋っていく心理描写は、背筋が凍るほどのリアリティを持っている。これは単なるSFの枠を超えた、極限状態における「文明の予言書」と言っても過言ではない。 ■ 非情な合理性 vs 捨てきれない人間性 本作の核心は、人類救済という巨大な意志と、個人の感情の衝突にある。 文明存続のためには、あまりに非情な決断を下さざるを得ない。宇宙という冷徹な戦場において、それは「仕方ない」と割り切るべき生存戦略だ。しかし、論理でその「正解」を理解しながらも、一人の人間としてはどうしても揺らぎが残る。 「種の存亡をかけた冷徹な合理性」が必要だと分かっていても、自分個人としては「目の前のたった一人を救いたい」という感情を捨てきれないのではないか。この「頭での納得」と「心の拒絶」の温度差こそが、本作が読者の魂を突き動かす正体であると感じた。 ■ 総括:下巻への渇望 上巻を読み終えた今、残っているのは圧倒的な期待感だ。物語のスケールはさらに巨大化し、人類は未知の領域へと足を踏み入れていく。「早く続きを読ませろ」――そう思わせる筆力は、やはり流石というほかない。 この物語がどこへ行き着くのか。人類の意志は、冷徹な宇宙の法則に抗えるのか。私はただ、下巻という名の次なる衝撃に備えるのみだ。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今回一番印象に残ったのは、程心が執剣者になった瞬間だった。正直あまりにもあっさり抑止が崩壊して笑ってしまったが、同時にこれは構造的には納得感しかなかった。 程心は人類と三体世界の仲介になろうとしていたように思う。執剣者に求められていたのはむしろ逆で、「撃つかどうかを合理的に判断する人物」ではなく、「合理性を超えて撃つ可能性を否定できない人物」や、ウェイドのように「こいつなら閾値を超えたら絶対やる」という確信を与えるような振る舞いが求められるべきだったと思う。羅輯はやはり個としての判断基準を持っており、それが誰にも共有されないという点に本質的な強さがあったのだと思う。彼は人類に対しても完全には内面を明かさず、ある種の面壁者であり続けたように思う。その「理解不能性」こそが抑止の信頼性を支えており、三体世界にとっても最大の脅威になっていたのではないか。 今までのシリーズでもあったことだが、今回色濃いなと思ったのは人類全体の思想の一貫性の無さだ。場面場面でコロコロ移り変わりし、非科学的なものにすがりつく、とても弱い面が強く表現されていたように思う。 一方で、終盤での雲天明の再登場や4次元文明の示唆など、明らかに後半への伏線も多く、特に天明の提示した情報がどのように作用するのかが気になるところである。
Posted by 
