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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 竹書房 |
発売年月日 | 2024/05/29 |
JAN | 9784801940161 |
- 書籍
- 文庫
京浜東北線怪談
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京浜東北線怪談
¥836
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
昨年竹書房からたくさん出された○○怪談シリーズを、10冊程度読んでおもしろかったので、今回も読んでみました。いろいろな方が書いている、オムニバスになっていますが、 とにかく短めな話であるタクシーとかホテルなどの話が面白かった。 屋台ラーメンの話も怖かった。
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路線沿線の全駅にまつわる怪談を収録しているという惹句により手に取ってはみたものの…正直なところ期待外れだった感は否めない。駅名だけ出して場所と全然関係ない話もあるし、所々物語の粗が目についてしまいそればかりが気になってしまった。 47駅分・79篇収録。 以下、気になった話や雑感...
路線沿線の全駅にまつわる怪談を収録しているという惹句により手に取ってはみたものの…正直なところ期待外れだった感は否めない。駅名だけ出して場所と全然関係ない話もあるし、所々物語の粗が目についてしまいそればかりが気になってしまった。 47駅分・79篇収録。 以下、気になった話や雑感など。 《衝動的自殺》(与野)…住人以外の飛び降りが多発、ということで調べてみたらそれっぽいマンションがあるにはあったが最寄りは北浦和だな…。見えざるモノの力に呼ばれて、という怪談はわからなくもないが、何故わざわざ赤羽で飲んでる縁もゆかりもないオッサンを呼び寄せるのか。もうちょっとこう、怪異側も人を選ぼうよ。 《絵画》(北浦和)…立地情報的に、どう考えても県立近代美術館ですな。ナゾの絵画に魅入られて時のエアポケットに迷い込む、という粗筋は良い感じに怖いんだけど、結局その絵画はあったのかなかったのか。「母親が言うには、声をかけても絵画から離れようとしなかったらしい。」(p40)とする一方「あそこに絵なんてあった?気がつかなかった。」(同)という母親のセリフと矛盾が生じている。 《ゴリラ公園》(南浦和・蕨)…実在する公園。普通に実物のゴリラ像がこわい。 《エレベーターのおんな》(西川口)…小学生同士の会話で「さっき女とすれ違わなかった?」(p57)って言い方はしない気がする。 《屋台ラーメン》(西日暮里)…「遺体の手首部分だけは指紋を消すためにとろとろに煮てスープにした。それから東京に出てきてラーメンとして屋台で売っていた、という事件だった。」(p97)ネタだと思ったら、マジだった。尾久〜西日暮里あたりで屋台が引かれていて実際には手首ラーメンは売られなかったそうだが、事実は小説より奇なりとは正にこれ。 《雑居ビル》(神田)…友人の噂話が異常なほど詳細すぎて怖い。 《映り込む》(有楽町)…雨の日だけ有楽町駅前に現れる、赤いワンピースを着たずぶ濡れの女。自分にだけ見えていて他の人には見えない、というパターンかと思いきやニュースの中継映像にバッチリ映っていて妻にも見えている(ただし、「普通の人に見える」(p132)らしい)変わった怪異。また、他人はぶつかっても認識していない様子なのでますます謎。 《大阪〜横浜〜大阪》(横浜)…書きたいものはわかるんだけど、ちゃんと整頓された文章になっていない残念な話。極め付けは「革靴を履いた靴」(p189)。 《キャベツ》(桜木町)…この作品集のなかではトップクラスに不気味でしっかり怖い。「部屋の中には黒くどろどろに腐ったキャベツが散乱していた。」(p197)という情景からの薄気味悪さ・生臭さが厭な感じ。 《中華街》(石川町)…急にこういったメタネタを放り込んで来るのは頂けない。意味もわかりにくい。 《サヨナラ カズキ》(根岸)…シンプルながら怖い。 《招かれざる者》(洋光台)…怪異が夫になりすまして「いーれーてー」と訪ねてくるのは背筋が冷えるが、「あたりはまだ薄暗くはっきりと見えない」(p217)くらいの「朝早く」(p216)の時間帯に「公園のベンチに腰かけて子どもは芝生で遊ばせた」(同)お母さんが一番怖いよ。 8名の怪談師による共作になるのだが、どうやら私はなかでも千山那々先生の文章が一番合っているようだ。 1刷 2024.11.10
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竹書房から出ている沿線怪談シリーズ(と勝手に名付けてみた)。 私の愛する京浜東北線版が出ていたので、初めて買ってみた。各駅の地に纏わる内容の怪談を読むことが出来る、面白いコンセプトの怪談集。 結論、内容は面白い。8人の怪談師が代わる代わる執筆してくれているのだが、怪談師が書いて...
竹書房から出ている沿線怪談シリーズ(と勝手に名付けてみた)。 私の愛する京浜東北線版が出ていたので、初めて買ってみた。各駅の地に纏わる内容の怪談を読むことが出来る、面白いコンセプトの怪談集。 結論、内容は面白い。8人の怪談師が代わる代わる執筆してくれているのだが、怪談師が書いているのでちょっと語り口調だったりするのも面白い。 程よいヒヤッと感を味わえるし、単和式で1話あたりの長さも短いので、本当に京浜東北線に乗りながら読みたいなと思った。 もう少し心温まるような怪談が多くてもよかったかな? それと、集めやすいのだろうが横浜東京大宮など大(?)都市の話数が多くなってしまうのは、ずるいなぁと思った。1駅1話でもいいのでは。
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