捨てなくても大丈夫 TJ MOOK

宝島社(編者)

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2023/04/18
• JAN: 9784299041401

商品レビュー

2024/03/18

断捨離に乗せられて何でもかんでも捨てていないだろうか?一度手に入れたモノは時折見返すとその時の記憶が蘇り何ともいえない幸福感が得られる。好きなモノに囲まれて生きる事の素晴らしさを再確認できる一冊です。モノを手放すタイミングの指南もあってバランスが取れています。

2023/07/31

自分にとって都合の良い内容なのではないかと思って読んだ。
ある程度都合の良いことが書いてあったのだけれど、最後に付録として『モノの行き先を準備する書き込み式「 私のモノ手帖」』というページがあり、現実の圧力を感じた。必要ですよね。いつかやりましょうね。

2023/07/21

身体が動くうちに要らないものは処分して、すっきりと終活しなければ…と思っている。
だが、やはり捨てられないものはあるわけで…。

「捨てなくても大丈夫」これを目にして思わず手に取った。
この本のなかに出てくる方々は、好きなモノに囲まれて暮らすのが幸せだとよくわかる。
彼らにとっては、必要なモノであり、ひとつひとつに物語がある。

〜特に気になった方々の一部を下記に抜粋〜

「私たちは本来的に孤独なのだ」「孤独を癒やすひとつのよすが(縁)として、モノに囲まれて暮らすということがあると思っています」と言う五木寛之さん。

完璧な収納も家族に迷惑をかけないためだと京極夏彦さんは言う。
素晴らしい書棚で憧れる。

本があふれる部屋が最前線に居続けるための拠点だと言う田原総一朗さん。本と資料のなかでの執筆。

「装う」を極めてたどり着いた真髄と哲学が宿るアトリエの風景を見せてくれるのは赤峰幸生さん。
彼は、日本人には『服育』が足りない。知れば愛着が湧く。適切にお手入れすれば、いつまででも着られることを知ってほしいと言う。

道具を大事にしてると感じるのは、福田春美さんの部屋。個性が出ていて床に直置きしている作品に味わいがある。邪魔だと感じさせないのが不思議である。

好きなモノを近くに置いての生活がプラスになっているので、彼らにとってはすべて必要であるということ。

自分がもういいやと思えるまで、捨てなくていいのかもしれない。
思い出を振り返るのもいいのかもしれない。
たまには、昔読んだ絵本を出して再読するとその当時のことを思い出したり、違ったところが気にかかったりして新鮮な気持ちになる。
こういうことかな…。