第I章　モノとまちをめぐる断章第II章　欧米の都市について第Ⅲ章　日本の都市について第Ⅳ章　都市はよみがえる建築家で都市計画家の著者による都市に関する考察。著者が各国で見た都市や各都市でのエピソードを交えつつ、第Ⅳ章で日本のまちをどうしていきたいか、そのために必要なことなどについて触れられている。　冒頭での、日本人は良いまちづくりに関しては人ごと感があり、結局まちを大切に思っていない、という指摘にはうなづける気がした。そして、著者のいう「歩いて生活できるまちを作る」という考えは魅力的で、そのために、各人がまちを大切に思い、まちづくりを担っていくという考えにも納得した。専門家による本だが、読みやすい文章で、写真もたくさんあり、非常に読みやすかった。

Posted by ブクログ

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