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闘争のインターセクショナリティ 森崎和江と戦後思想史
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闘争のインターセクショナリティ 森崎和江と戦後思想史

大畑凜(著者)

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闘争のインターセクショナリティ 森崎和江と戦後思想史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2024/04/25
JAN 9784791776429

闘争のインターセクショナリティ

¥3,080

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2025/05/06

 森崎和江のサークル村から大正闘争に関わっていた時代の評論集を読んできたが、左翼的な生硬な語彙や展開の理解しづらい文章があれば、詩人らしい独特な詩語がちりばめられていたりと、容易には近づき難いところがあった。  本書は、70年近く執筆を続けた森崎の、1958年からおよそ20年に...

 森崎和江のサークル村から大正闘争に関わっていた時代の評論集を読んできたが、左翼的な生硬な語彙や展開の理解しづらい文章があれば、詩人らしい独特な詩語がちりばめられていたりと、容易には近づき難いところがあった。  本書は、70年近く執筆を続けた森崎の、1958年からおよそ20年にわたる筑豊時代のテクストに分析の対象を絞って、森崎の思想の展開を追いかけるとともに、いかにしてその思想をいまに継承しえるのかという問題を考えていこうとする。  サークル村と大正炭坑闘争、沖縄、からゆきさんといったように、取り上げられるテーマは変わっていくのだが、現在のワードで言えば、フェミニズム、ポストコロニアリズム、植民地といった問題に鋭く切り込んでいったということになるのだろうか。  そうした森崎の仕事を丁寧に読み込んでいく本書を通して、新たな気付きをいろいろと得ることができた。

Posted by ブクログ