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国家の命運は金融にあり 高橋是清の生涯(上)
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国家の命運は金融にあり 高橋是清の生涯(上)

板谷敏彦(著者)

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国家の命運は金融にあり 高橋是清の生涯(上)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2024/04/25
JAN 9784103556312

国家の命運は金融にあり 高橋是清の生涯(上)

¥2,750

商品レビュー

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2026/01/17

日露戦争では軍事力はもちろんのこと、その裏では戦艦や物資を輸入するための資金調達の巧拙も鍵を握っていた。 学生の頃の歴史の授業ではこの部分にはほとんど焦点は当てられておらず、その頃の自分は金融や財政面はわかるようでわからない点も多かったが、本作はある程度財政の知識を持った上で読め...

日露戦争では軍事力はもちろんのこと、その裏では戦艦や物資を輸入するための資金調達の巧拙も鍵を握っていた。 学生の頃の歴史の授業ではこの部分にはほとんど焦点は当てられておらず、その頃の自分は金融や財政面はわかるようでわからない点も多かったが、本作はある程度財政の知識を持った上で読めばとても面白かった。 当時の日本の資金調達はかなりギリギリのところで行われており、是清が各国でどのように外債発行に奔走したのかや、そこに至るまでの幼少期の過ごし方などが興味深く記述されていた。

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2025/06/22

思いつくだけでも、寺の小姓、奴隷、お尋ね者(所属藩が賊軍のため)、教師、芸者のヒモ、翻訳家、相場師、仏教研究者、特許局の役人(創業者に等しい)、ペルーとの鉱山合資会社の現地代表、ニート、日本銀行総裁、貴族議員、大蔵大臣、総理大臣と職業の振り幅が大きい偉人の伝記上巻。この巻だけで自...

思いつくだけでも、寺の小姓、奴隷、お尋ね者(所属藩が賊軍のため)、教師、芸者のヒモ、翻訳家、相場師、仏教研究者、特許局の役人(創業者に等しい)、ペルーとの鉱山合資会社の現地代表、ニート、日本銀行総裁、貴族議員、大蔵大臣、総理大臣と職業の振り幅が大きい偉人の伝記上巻。この巻だけで自伝を網羅しているかなりのページ数。 この人の自伝がめちゃくちゃ面白くて愛読しているのだが著者によると「盛っている」らしい。それでも自伝との差はかなり小さい気がする。奴隷事情や日露戦争の公債の件なども本人でない故か客観的で奥行きがあった。 一見すると周り道だが全部人生経験としてどんな境遇からも必ず頭角を表すのが凄い。偉人の生涯というと綺麗事になりがちだが、酒好き女好き大食らいと欲望に直球なのが良い。更に言えば稼いだ金を元々タンパクなのか自分の欲以外にも使っている。 読んでいて飽きないし、文庫版が出たら購入したい。

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2024/11/21

高橋是清の評伝。上巻だけで500ページ超とかなりの長さだが、その長さに見合うほどの波瀾万丈な人生である。 元々昭和初期の名財政家程度の認識だったが、若い頃ここまで破天荒な人物だったとは…あの財政家としての力は好奇心と生存力に裏打ちされたものなのかもしれない。日露戦争において公債発...

高橋是清の評伝。上巻だけで500ページ超とかなりの長さだが、その長さに見合うほどの波瀾万丈な人生である。 元々昭和初期の名財政家程度の認識だったが、若い頃ここまで破天荒な人物だったとは…あの財政家としての力は好奇心と生存力に裏打ちされたものなのかもしれない。日露戦争において公債発行を一手に任され、WASPやロスチャイルド(と聞くと陰謀論の香りしかしないがそんなものは一切ない)相手に丁々発止で渡り合う姿は「もう一つの日露戦争」と言って差し支えないものであろう。 …しかしこの本を読み進めれば進めるほど日露戦争は戦闘・財力においてギリギリの戦いであったことを痛感させられる。なぜ日本はこんな(ある意味では太平洋戦争以上に)無茶な戦争を成功体験にしてしまったのか…理由の一端は本書に書かれているが、それでもなんとかならなかったのかと思わずにはいられない。

Posted by ブクログ