商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2024/04/24 |
JAN | 9784102071069 |
- 書籍
- 文庫
カフカ短編集 決定版
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カフカ短編集 決定版
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんとなく、買っていました暗い暗いカフカさん。「絶望名人 カフカの人生論」を読んだことがあります。暗過ぎて突き抜けている人。いや、そこまではいかないよ、と思わせてくれる人。たしか、「自分にうまくできることは ただじっと横になっていることだけです」みたいな感じでした。わかる、私もそれならいける。みたいな感じ。どんなに落ち込んでいても劣等感を感じなくて済む人。日本の太宰治? そんな人の短編集、読んでみました。 まずは「判決 ある物語」。 ネタバレにならないように書くと、いやいや、父親どうしたの!?認知症ですか?え!?ちがうの?そうなの?どっちなの?え、主人公お父さんの言うこと聞いちゃうの!?え?!って感じ。できれば読んでほしいです。そして感想を聞きたいです。 次に収められていたのは「火夫」。読んでいてなんだかさっぱりわからない、と思いながら無理やり読み進めていくと、終わってしまいました。ネットで解説を調べると、この作品は「アメリカ」という長編の第1章とのこと。ふーむ、そうだったのか。「アメリカ」はドイツ語で書かれているとありましたが、日本語に翻訳されているのかな?と思ってAmazonを軽く検索したら、どうやらあるようでした。 次の「流刑地にて」からは、解説を先に読んでから挑みました。わからない笑い泣き残酷だなぁーと思いました。他の話もそうだけど、何を思ってカフカはこの話を書いたんだろう、と思いました。解説本が欲しい。 本の巻末に、簡単な解説が載っているのを読みましたが、でもやっぱりわかりませんでした。 「田舎医者」はなんとか読み通して、あとはパラパラしてみましたがわからないので挫折しました。 「変身」でも読んでみようかな。 どなたかカフカの面白さをご存知の方、ぜひ教えてください。
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- ネタバレ
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■評価 ★★★☆☆ ■感想 ◯短編集は物語にのめり込むあたりで終わってしまうので、個人的には難しいと感じた。 ◯「流刑地にて」と、「断食芸人」の雰囲気は好きな感じだった。
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なぜなのか、まったくわからないことが、ひとつ。今夏この僕が、フランツ・カフカを読んだのだ。不思議。この僕が?カフカの物語を?僕自身のことなのだけれど、さっぱり。以前の僕だったら、カフカなど最も縁遠い本だったろう。なぜ、この本を?いったいどんな風の吹き回しなのか。まったくもって不思...
なぜなのか、まったくわからないことが、ひとつ。今夏この僕が、フランツ・カフカを読んだのだ。不思議。この僕が?カフカの物語を?僕自身のことなのだけれど、さっぱり。以前の僕だったら、カフカなど最も縁遠い本だったろう。なぜ、この本を?いったいどんな風の吹き回しなのか。まったくもって不思議という言葉しか出てこない。 昨年末より、僕の読書習慣が再開した。きっかけは僕が好きだった俳優さんが、大の読書好きだと知ったから。彼女が薦める本や、彼女が出演した映画の原作などから読み始め、読書の虜になった次第。 彼女から影響を受けた本や著者以外の様々な本を僕自身、自らの意思で手に取ることに、今では何の躊躇も戸惑いもなく。それこそ、こんな僕が、カフカの本を手にするほどに。僕は、僕だけの読書の世界を揺蕩えども、決して沈まぬ術を見出した。きっかけをくれた彼女には心からの感謝を。有難う。もうこれからは、僕ひとりで大丈夫。 前回の“断片集”に続き、今回は“短編集”を。恥ずかしながらカフカを読んだのは、この二冊の新刊文庫本が初めてだった。書店に並び始めたのを見て、この上ない機会だと思った。入り口には立った。カフカの魅力も知った。一編一編を愛おしく思った。僕のごとき拙い読者には、うってつけの短編集でした。読みたい、知りたい本が、どんどん増えてゆく一方です。
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