商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2024/04/22 |
JAN | 9784121028006 |
- 書籍
- 新書
日本列島はすごい
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日本列島はすごい
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商品レビュー
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11件のお客様レビュー
本書の主テーマではないが、冒頭で高校地学の履修状況が著しく低いことに触れた箇所がある。思えば僕が通っていた高校は、そもそも地学の授業はなかったので、履修のしようがなかった。皮肉にも、当時はどうしても地学を学びたいという気持ちすらなかった。 高校を卒業して半世紀経つが、今こうして...
本書の主テーマではないが、冒頭で高校地学の履修状況が著しく低いことに触れた箇所がある。思えば僕が通っていた高校は、そもそも地学の授業はなかったので、履修のしようがなかった。皮肉にも、当時はどうしても地学を学びたいという気持ちすらなかった。 高校を卒業して半世紀経つが、今こうして「地学」の本を興味深く読んでいる。本書は、「高校の地学教科書にかならず載っているような地球科学的な情報をベースとする」。本書を読み終えて、感じたのは、高校地学の教科書のレベルってどんだけ高いの?ということだった。 本当かと、疑心暗鬼な気持ちでさっそく本屋で地学の教科書を購入。内容を確認して驚いた。本当だった。地学の教科書って凄いんだ。 冒頭の記載でもう一つ、時間の感覚。 地球の誕生は46億年前、サピエンスの誕生は20万年前。時間の感覚、言葉としてはわかるが、今一つ感覚をもちづらい。 これをお金の単位に変換すると、46億円と20万円。そうするとこの違いの大きさがより具体的に理解できる。この変換は使える。 では本書の内容について。 まずは、「陸」について 陸とは、地球上の起伏で高いところと低いところがあって、低いところに水がたまってできたのが海で、それ以外の起伏の高いところ、と漠然と思っていた。しかしこの考えは、全く根底から違っていたことに衝撃を受ける。 陸地はプレートがつくるもので、 「陸を構成する地殻は地球全体で考えると密度が小さく、マントルにントルに浮いている存在である」 「約2万年前の最終氷期の再寒気、海面は現在よりもマイナス125メートルだったが、その後海面はぐんぐん上昇し、約7000万年前に現在と同じ高さになる。そのあとはほとんど一定である。過去7000年間は、海面が大きく上がりも下がりもしなかったきわめて特殊な状況下にあった」 海水準が一定に保たれていることは、当たり前に思っていたが、長い地球の歴史を振り返るとそれは例外的なことなんだと衝撃を受ける。 「火山」について 日本は言わずと知れた火山大国だ。ではどうして火山が多いのか。その答えは水である。 地下1000kmにおいて水がない状態では1500度ぐらいにならないと岩石は溶けない。水があるとそれより500度も低い条件で岩石が溶け、マグマを作る。 プレートの沈み込地帯は、プレートとともに水も沈みこむ。つまりこの水がマグマを作る原料となる。 日本列島に火山が多いのは、地下深部がほかの場所より温度が高いからではなく、そこに水が豊富に存在しているからだ。 などなど面白いお話しが続く。興味が尽きない。
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全日本人に贈る、暮らしの教科。島国の成り立ちと形を一望し、水、火、塩、森、鉄、黄金が織りなす日本列島史を読み直す。
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実家のリビングにあって気になって読んでみた。初地学。 もう一度読む、やんわりとしか理解できなかった、、
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