商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2024/03/21 |
JAN | 9784046067203 |
- 書籍
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死の前、「意識がはっきりする時間」の謎にせまる
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死の前、「意識がはっきりする時間」の謎にせまる
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原題:Threshold:Terminal Lucidity and the Border of Life and Death 認知症、終末期明晰、臨死体験、二元論
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認知症や神経障害、重い病気や事故などで脳に障害を負った人たちが、死の直前に奇跡的に回復するという「終末期明晰(Terminal Lucidity)」。胡散臭いと思いながらページを開き、そこに書かれている内容に驚愕した。実に多くの信じがたい事例が挙げられている。試みにネットで検索し...
認知症や神経障害、重い病気や事故などで脳に障害を負った人たちが、死の直前に奇跡的に回復するという「終末期明晰(Terminal Lucidity)」。胡散臭いと思いながらページを開き、そこに書かれている内容に驚愕した。実に多くの信じがたい事例が挙げられている。試みにネットで検索してみるときちんとした論文が出てくる。 現在の科学では説明できない現象らしい。脳の機能はすべてが解明されたわけではないので、未知のなにかが隠されているのかもしれない。ただ、そこに魂だの神だのを持ち出されてしまうと、途端に引いてしまう。そして、すべての動物の中で人間だけに与えられた能力だという主張にも、素直にはうなずけない。さらには臨死体験にまで話が及ぶと「やはりな」と眉に唾をつけたくなるが、あちらとの違いは第三者による観察だということだ。 真実はどうなのか。もちろん結論は出ないが、生と死を考えるよい機会となった。
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医学などの専門用語をほとんど使わずに、こんなに分かりやすく、科学的で専門的な調査の経緯や結果を説明してくれるなんて、著者と訳者の文章力に大いに感謝したい。 タイトルに惹かれて読み始めたものの、こんなに感動するものとは思わなかった。単なる調査過程の発表ではなく、「人間の生き方とは...
医学などの専門用語をほとんど使わずに、こんなに分かりやすく、科学的で専門的な調査の経緯や結果を説明してくれるなんて、著者と訳者の文章力に大いに感謝したい。 タイトルに惹かれて読み始めたものの、こんなに感動するものとは思わなかった。単なる調査過程の発表ではなく、「人間の生き方とは」という根本的なところから、考えさせられた。 また、研究調査の観点から、調査が行き詰まった時にはどんな観点から問題を見つめ直せば良いか、といったノウハウも書かれているので、勉強になった。 読み終わった今、しっかりと自分と他人のために、善いと思う選択と言動をしようと反省した。 そして一番の得たものは、死ぬことへの漠然とした不安が軽くなり、むしろ少し楽しみになってきたということ。自分が死ぬ最後の瞬間に、一体どんな世界が見えるのだろうか。それを決めるのは、これまでの、そしてこれからの自分の生き方次第。
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