商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2024/04/15 |
JAN | 9784047379565 |
- コミック
- KADOKAWA
珍獣のお医者さん(2)
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珍獣のお医者さん(2)
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商品レビュー
4.7
4件のお客様レビュー
今回の患畜は肺水腫を患ったリチャードソンジリス、脱水症状のタランチュラ、嘔吐を繰り返す豚。捨てるなら飼うなとは、その通りだし動物を遺棄する人間は許せないけど、遺棄の刑罰がちゃんとあっても人の命さえ簡単に考える人間がいるので無くならないのも事実。病気含めむぎ太の境遇は切ないけど月光...
今回の患畜は肺水腫を患ったリチャードソンジリス、脱水症状のタランチュラ、嘔吐を繰り返す豚。捨てるなら飼うなとは、その通りだし動物を遺棄する人間は許せないけど、遺棄の刑罰がちゃんとあっても人の命さえ簡単に考える人間がいるので無くならないのも事実。病気含めむぎ太の境遇は切ないけど月光動物病院に来たのが幸い。蜘蛛は苦手だけどタランチュラの脱皮の仕方や心臓の場所など知れて楽しい。雄の豚の結石は開腹になるので体への負担は大きいけど確実に治せるならそれがベスト。エキゾは難しいけど知る楽しさやかわいさもある。
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シリーズ2巻。 神無先生が月光動物病院に勤めて1ヶ月。 今回は、プレーリードッグの小さな感じのリチャードドッグを診ることに…。 肺水腫になり入院したが、ある日突然飼い主と連絡が取れなくなり、住所も名前も嘘。 入院費や治療費も泡となるが、病院で最後まで世話をすることに。 飼うと...
シリーズ2巻。 神無先生が月光動物病院に勤めて1ヶ月。 今回は、プレーリードッグの小さな感じのリチャードドッグを診ることに…。 肺水腫になり入院したが、ある日突然飼い主と連絡が取れなくなり、住所も名前も嘘。 入院費や治療費も泡となるが、病院で最後まで世話をすることに。 飼うということは、病気や老いなども直面することだからいい加減では済まされないこと。 珍しいのは、タランチュラを愛する女医。 ミニブタでも尿路結石になるという驚き。 幅広く扱うだけに知識も豊富でないといけないだろうと改めて大変さを痛感する。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この(2)も楽しく読め、なおかつ、知られていないエキゾチックアニマルについて色々と知る事が出来た。 表現として適切か、そこは微妙な気もするけど、この『珍獣のお医者さん』は、読ませる力が相当に強い。 二宮先生の「読んで欲しい」っつーか、「エキゾチックアニマルについて知って欲しい」、「エキゾチックアニマルを診療するお医者さんについて知って欲しい」って気持ちが、しっかりと伝わってくる良い漫画だ。 前作の『小学生ゾンビ・ロメ夫』も面白かったけど、どちらを他の漫画読みに勧めるか、と聞かれたら、正直、この『珍獣のお医者さん』を選んでしまうな、私は。 当然と言えば当然だが、この『珍獣のお医者さん』が面白く、「為になるなぁ」と感じられるのは、二宮先生の取材がしっかりとしているからだろう。担当編集さんのサポートや、取材に応じてくれたプロの熱意も大きいと思う。 もし、可能なら、(3)に佐々木倫子先生や藤崎聖人先生、鯨川リョウ先生に応援イラストを寄稿してもらいたいなぁ。多分、先生ら、この『珍獣のお医者さん』を読んでくれてると思うんだけど・・・ この(2)では、主人公である神無先生が、専門云々関係なく、獣医って職を選んだ以上は、絶対的にぶつかるであろう問題に直面し、それに伴って、精神的にちょびっと成長した様が如実に描かれている。 医療系に関わらず、どのジャンルに関しても言える事だが、やはり、主人公が葛藤し、絶望させられながらも、諦観はせず、自分の感情と現実に折り合いをつけながら、自分が信じるモノに向かって一歩ずつ進んで行く強さを魅せてくれるのは、実にグッと来るな。 この(2)で神無先生が診る患畜は、リス、タランチュラ、ペットのミニブタ、と多岐に渡っている。専門的な知識がない私でも、これらの動物や奇虫を診るってのは、相当に難しいだろうな、と解る。 けど、それらの動物に愛情を傾け、助けを求めてくる、ちゃんとした飼い主がいる以上は、獣医として信念、覚悟、何より、矜持を持って全力で診てくれる。そういう「仁」のある獣医と縁がある飼い主さんは安心した上で、自分もちゃんとした知識を学び、愛情を注ごう、とエキゾチックアニマルを飼う意識が高まるだろうな。 この台詞を引用に選んだのは、この台詞を言わせ、感情を吐露させた二宮先生、お見事、と思ったので。 私の勝手な印象だけど、この『珍獣のお医者さん』を読んでいる獣医さんの多くが、この台詞と感情に共感したじゃないだろうか。 獣医は、どこまで努力しても、全ての命を救える神様にはなれない。 だからこそ、一匹でも多く救おう、と頑張れる。 そんな獣医の卵である神無先生が、このような人間らしい台詞を吐き出すシーンには厚みが出ていた。 「捨てるなら飼うな、むぎ太を・・・」(by神無望) この台詞を引用に選んだのは、月光先生は良い先輩であり、上司であり、院長だなぁ、と感じたので。 もちろん、若い頃、月光先生も、神無先生のように悩んだんだろう。 でも、色々な治療、挫折、達成感を経て、この心境に達したのかも知れない。 誰かの為に、患畜の為に、そして、自分の為に諦めないで、すべき事をし続けた月光先生は強い人だ、と私は憧れる。 神無先生の努力を否定せず、立派だ、と誇らせてくれる月光先生、良いよな。 仮に、この『珍獣のお医者さん』を実写ドラマ化するとなったら、誰に月光先生を演じて貰うべきかな・・・ 「飼い主さんが、どんな人であろうと、助けを求められたら拒むことはできません。どんな命でも治す、我々がやることは、いつも同じです。神無先生は入院管理をして、むぎ太を助けた。仕事ができたことに、自信を持って下さい」(by月光先生)
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