僕の心のヤバイやつ(特装版)(10) 少年チャンピオンC

桜井のりお(著者)

• 内容紹介: //付属品～小冊子付
• 販売会社／発売会社: 秋田書店
• 発売年月日: 2024/04/08
• JAN: 9784253229708

商品レビュー

2024/04/12

山田がただのかわいいみんなから常に好かれるヒロインじゃないのが、読んでて面白いし見守りたいと思える。

2024/04/12

仲間たち(女子たちと男子ひとり)の夏の合宿は「○○○ー〇・ミステリー」から始まります。さすがいつもの作者さんであった。

合宿の目的はなんだったかすっかり忘れてしまいましたが、でも大丈夫。ちゃんと教えてくれます。さすがです

いざこさも発生しつつ、仲は深まっていきます

2024/04/08

男子一人のハーレム夏合宿編
合宿先の別荘で見つけたコンドームの謎がメインのシンプルな話のはずが妙に分かりづらかったです。
POSTSCRIPT（あとがき）に「付き合うにあたって性への関わりは不可欠。少しずつほんのりと前に進んでゆく2人をなるべく誤魔化さず丁寧に描いていきたいと思います」とある通り、丁寧に描く代償に複雑になってしまったのかもしれません。
視線や仕草などは細かく仕込まれており、読み返すとこういうことだったのかという発見がたくさんあって、作り込まれていることが分かります。
作品全体としては読者の感想としてよく見かける「抱けー」という雰囲気ですが、2人のことを非常に大事に丁寧にしているのが感じられます。
キャラクターがきちんと生きていて、読者が知っていることとキャラクターが知っていることが異なることも分かりにくさの一因かもしれません。
山田が一体何に悩んでいるのか何を考えているのか、市川の視点で読んでいる読者は市川同様に振り回されてしまうのでしょう。それが僕ヤバの良さでもあるのですけどね。
気になったのは豚野郎こと香田ニコ。流石に山田に付きまとうには笑えない人物になってきました。市川との一騎打ちにでもなって更生する日が来るのでしょうか。
恋愛漫画は付き合うまでがピークと言われていますが、このテンポや雰囲気のままゆっくり続いてほしいです。
特装版特典の「僕ヤバ大辞典」は今までの特典の中でも素晴らしいものでした。描き下ろしアリ（2ページ、中身なし）みたいなのはやめてほしいです。
これをそのまま膨らませて設定資料集として発売しても良いんですよというクオリティでした。ぜひ買うなら特装版をと言いたいところですが、通常版と特装版で微妙に表紙が異なります。困ったものです。