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意味がわかると怖い3分間ノンストップショートストーリー ラストで君はゾッとする PHPジュニアノベル
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意味がわかると怖い3分間ノンストップショートストーリー ラストで君はゾッとする PHPジュニアノベル

PHP研究所(編者), TAKA(イラスト)

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意味がわかると怖い3分間ノンストップショートストーリー ラストで君はゾッとする PHPジュニアノベル

935

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2024/03/25
JAN 9784569881614

意味がわかると怖い3分間ノンストップショートストーリー ラストで君はゾッとする

¥935

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2024/10/06

お手軽にゾッとするならこの本がおすすめです。なんと3分間で簡単にゾッとすることができます!しかし、3分と侮ることなかれ。この本に書かれている恐怖はずっと尾を引くことでしょう! *** いろいろな出版社から出ている、何分間シリーズがついにPHP研究所から出版された。不穏な雰囲...

お手軽にゾッとするならこの本がおすすめです。なんと3分間で簡単にゾッとすることができます!しかし、3分と侮ることなかれ。この本に書かれている恐怖はずっと尾を引くことでしょう! *** いろいろな出版社から出ている、何分間シリーズがついにPHP研究所から出版された。不穏な雰囲気が漂う暗い教室で表紙と同じ本を読む女学生。この表紙を読んだ後に見るとちょっと楽しいかもしれない。 さて、3分間でゾッとすると銘打ってあるだけあって、様々な怖い話が17話も入っている。 手軽に怖い思いをしたいならばこの本はまさにうってつけ。短時間で読者を恐怖させるためにどの話も洗礼されており、全部面白い作品となっていた。様々な怖いがあるため、自分の好みの傾向を探るにはいいかもしれない。私が怖いと思った話は、「君が贈る花」、「たった一日」、「落としもの」。「君が贈る花」は不登校だったあの子が亡くなったことにより始まる不気味な出来事。亡くなった人の机の上に花がいけてあるのはよくある話だが、その花を机上に置いた人物が分からない。先生でもない、そんなに仲がいい友人がいたわけでもない。 謎は謎のまま残り、次の日も別の花が置いてあった。昨日おいてあった花もそうだが今日の花も不気味だった。普通の花のはずなのに、どこか既存の花とは違う。そんな花。誰が置いたのか暴こうとするがうまくいかない。日を追う事に花の不気味さは増していく。そうしてついに運命の日がやってきて、クラスメイト達は不登校だったあの子の静かな怒りを知ることとなった。この話は不気味の一言。静かだが、着実に何か悪いことが起こるという雰囲気に満ちた話だった。最後の最後は成し遂げられたという感じで、あの子の持つ執念を感じ取ってゾッとした。 「たった一日」は死期が迫った少年が死神の気まぐれで寿命を少しだけ伸ばしてもらうことから物語が始まる。短い余生を謳歌していた少年だが、ある日友人に死が迫ったことによって、悪い方向へと進んでしまった。しかも、それは彼の所為ではなくとある人物の手によって……。これは主人公が気の毒で仕方がない。主人公が聖人ならとある人物は鬼畜。いや、自分がその立場になったらどちらに転ぶか、この主人公の様に達観した選択肢が取れるかどうかわからないが。でも自分は今その立場でないのでという卑怯なことを言わせてもらえるなら、やっぱりとある人物は鬼畜。こんな奴のために選択肢に迫られた主人公本当にかわいそうすぎる。 「落としもの」道端でに落ちていたスマホが数日前に落としたといっていた友人のものではないかと拾い上げたところから。交番に届けると手続きが面倒なため、友人のものであるかどうかを確認して、友人のものであったら直接手渡そうとした主人公。ほめられた行為ではないが、中に入っている写真を確かめる。友人関連の物であればそういったものが映っているであろうと思っての行為だが、中に入っていた物は予想に反して黒いものを映した写真ばかりであった。意味不明な写真群に、不気味な物を感じた主人公。その意味不明な写真の中に動画があることに気づき、呪いの動画かもと思いながら好奇心に負け動画を再生してしまった。映っているのは女子高生が自撮りしているというものであった。そして、主人公はそういう動画が何個もこのスマホに収められていることを知る。その動画を何個も見ていくうちに、主人公は恐ろしい真相に気づいたのであった。 これは真相が分かって初めてゾッとする話だった。 ある意味この本のタイトルのお手本みたいな話。読み始めはなんだぁ?という感じだったが結末を迎えて本当にゾッとした。人間そんなにひどいやつらばかりか?本当に?といった感じ。自分は真相に気づいて事なきを得た主人公や一部の人間はヒントを出しているようだが、中にはそうじゃない人もいそう。時間制限があるのに長くどうのこうのといってるやつが一番最悪かも。いかにヒントを伝えてくれてる動画を引くかというのがミソだが、普通なら初めから見て、時間を浪費しそう。 真相に気づけなかったあるいは気づいたが時すでに遅しの人は果たしてどうなったのか。それについては興味深いが、その方向に持って行くのは悪質すぎる。その点では主人公はましだったかも。最終的な結末には興味がありそうだったが、その方向へ持って行こうとはしていなかったので。まだほかにも怖いと感じる話はたくさんあった。ぎゅっと3分間に詰め込まれているので、凝縮されており満足の行く一冊だった。続きが出るといいなぁ。

Posted by ブクログ

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