商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2024/03/19 |
JAN | 9784093867184 |
- 書籍
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-196℃のゆりかご
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-196℃のゆりかご
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商品レビュー
2.7
4件のお客様レビュー
複雑な人間関係、過去の辛い出来事など、一貫して暗いトーンではあるんだけど、文章にあたたかみがありわかりやすい。胚移植ということに関して問題点も含め知ることができた。
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個人的には、家族とは何かというより、母とは何かを考える作品。ラスト1/3あたりから涙が止まらなかった。こんなにぼろっぼろ泣いたのはいつぶりだろう。涙を拭くのが追いつかない。でも読後感が良くて、雨上がりの空みたいなすっきりした心もちがした。
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本作の主人公、18歳のつむぎは幼い頃に両親を亡くし、義母の奈緒と二人暮らし。 義母はパニック障害の持病を抱えており、つむぎは家の中でも絶えず気を張って生活している。 互いに他人行儀で、家庭の温かさは微塵も感じられない。 ある日、義母の奈緒が倒れ、病院へ駆けつけたつむぎに明かさ...
本作の主人公、18歳のつむぎは幼い頃に両親を亡くし、義母の奈緒と二人暮らし。 義母はパニック障害の持病を抱えており、つむぎは家の中でも絶えず気を張って生活している。 互いに他人行儀で、家庭の温かさは微塵も感じられない。 ある日、義母の奈緒が倒れ、病院へ駆けつけたつむぎに明かされた真実は残酷だ。 タイトルのー196℃は凍結胚を保つ為の温度で本作の鍵となる。 性暴力による望まぬ妊娠もあれば、妊娠を切望する女性もいる。 不妊治療に一縷の望みを託す、切なる思いが伝わって来た。 それでも尚、つむぎのルーツには疑問が拭えなかった。
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