商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/03/11 |
JAN | 9784163918181 |
- 書籍
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最強脳のつくり方大全
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最強脳のつくり方大全
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
ライフスパンとかアンデシュハンセンとか脳科学の名著で書かれているような脳科学研究による最新結果のの集大成。 脳いいいことをすれば脳は老化しない。若返る。そして見た目も若くなり、長生きする。
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自分の脳を強くするための方法をまとめた本。516ページとボリュームが多くすべて読むのが大変だが、各章事に箇条書きで要点をまとめており、結論だけを知りたい人はそちらを見るだけでも概略が分かるようになっている。食事、運動、睡眠、幸福が脳にいいのは当然として、性欲が脳にいいとは思ってな...
自分の脳を強くするための方法をまとめた本。516ページとボリュームが多くすべて読むのが大変だが、各章事に箇条書きで要点をまとめており、結論だけを知りたい人はそちらを見るだけでも概略が分かるようになっている。食事、運動、睡眠、幸福が脳にいいのは当然として、性欲が脳にいいとは思ってなかった。全てを実践するのはほぼ無理であるが、出来るところから生活に取り入れていきたい。
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自分の脳がジョンフォンノイマンのように優れていたら、世の中はもっと違う見え方がするのだろうか。今はまだ生命に対して殆ど何も知らない状態だが、脳がもっと使えたら何か答えが出せるのだろうか。人生が一度きりなら、その答えに辿り着くために時間を割きたい。読書のモチベーションの一つは、本自...
自分の脳がジョンフォンノイマンのように優れていたら、世の中はもっと違う見え方がするのだろうか。今はまだ生命に対して殆ど何も知らない状態だが、脳がもっと使えたら何か答えが出せるのだろうか。人生が一度きりなら、その答えに辿り着くために時間を割きたい。読書のモチベーションの一つは、本自体からその真理や知識、経験を得る事だが、もう一つは、読書という行為を通じて思考力を鍛えたい、という思いもある。残念ながら、本書には「読書と脳」というテーマはないが、最新の研究結果を網羅的に紹介する分厚い本であり満足度が高い。 一部、アンデシュハンセンの『運動脳』とか『ストレス脳』などと被るが、それは仕方ない。いや、二度美味しいくらいで読むのが良さそうだ。脳の老化速度は、肺や心臓、肝臓や腎臓、免疫システムなど、体全体の老化と密接に関係している。その切り口は共通である。 過剰なカロリー摂取が脳に悪影響を及ぼすメカニズムの話。主に、酸化物質のフリーラジカル(遊離基)が、脳細胞に大きな負荷をかける。細胞内の物質やDNAを攻撃し、酸化ストレスを引き起こす。毎日、DNAはフリーラジカルから3万回以上の攻撃を受け、脳内でも同様。フリーラジカルは細胞の正常な生成物だが、数が増えすぎると代謝に悪影響を及ぼす。食べすぎると細胞内のミトコンドリアが、有害なフリーラジカルを発生させる。だから食べすぎは絶対に良くない。摂取カロリーを少しだけ減らせ、と。 他にも、これも実際の動画はYouTubeで見れるのだが、危険な挑戦でビタミンB6が消失したという内容。動画はとても迫力がある。感動的でもあるが、ちょっと馬鹿っぽい。2016年7月30日、世界でもっとも危険な挑戦が米国のテレビで生中継された42歳のスカイダイバー、ルーク・エイキンスの話。パラシュートなしで、高度2万5000フィート(約7600メートル)の飛行機から飛び降り、30メートル四方のネットに着地すると、立ちあがって歩き去った。危険極まりない挑戦のあとで、血液を調べると、エイキンスの体からビタミンB6が消えてなくなっているのがわかった。2分間の極度のストレスだけでなく、イベントまでの数週間で、体内に蓄えられていた大切なビタミンB6がすっからかんになった。ストレスに耐えるには、ビタミンB6だ。離婚!自殺!家出?離職、浪費!その判断ちょっと待て、一旦ビタミンB6を摂取して考え直してみて、という話。んー、実用的。 性に関しても。ただ、根拠がよく分からないので、ただただ性的な話として読む。なんと、コンドームをつけない性交が、女性の健康に良いというのだ。コンドームを使うと、膣の酸素供給と血流が減り、気分を高めるプロスタグランジン分子を含む精液との接触がなされない。さらに、親密感も低下し、それとともに脳内のストレス低減効果もなくなる。膣から吸収される精液の直接的で化学的な抗うつ作用もあるが、気分の落ちこみや自殺の増加は、コンドームを使った性交が正真正銘の性交というより、ゴム製の用具を介した相互マスターベーションのようなものだからだろうとのことだ。性反応の鈍さとうつ症状の関連は、多くの研究で立証されている。らしい。幸せとは避妊と相反する事象である。 笑いについて。面白いという知覚は前頭葉で発生する。すると、補足運動野と呼ばれる領域が発火して、笑いにまつわる動きなどの記憶が呼び起こされる。次に活性化するのは大脳辺縁系の側坐核。そこで出来事の面白さやユーモアがもたらす報酬が評価される。すると、心拍数が上がり、笑いだし、脳内に幸せの神経伝達物質であるドーパミンやセロトニン、大量のエンドルフィンが放出される。笑うことで人との絆が深まり、敵意が取り除かれ、相手を魅了し、脳の接続が増えて、良い気分になる。毎日、何度も笑うことでストレスが減って、幸福感が高まる。だから笑いのもとになるユーモアに、いつも触れていたほうがいい。面白い漫画や本を手に入れる。笑わせてくれる人と一緒に過ごす。楽しい映画やコメディを観る。そして、人生の問題を笑い飛ばす。 生きる意味など考えても真理には辿り着けない。ならば栄養をとって運動し、避妊をせずに笑い飛ばして生きる、それで良いではないか、と。最強の脳とは、人類を繋ぐ所作であった。
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