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凶悪犯プロファイル 幼少期の家庭環境から読み解く
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凶悪犯プロファイル 幼少期の家庭環境から読み解く

阿部憲仁(著者)

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凶悪犯プロファイル 幼少期の家庭環境から読み解く

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 駒草出版
発売年月日 2024/03/01
JAN 9784909646750

凶悪犯プロファイル

¥2,200

商品レビュー

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2024/08/07

PODCAST大人のラジオを通じて知った阿部憲仁氏。 不思議な語り口で嫌いじゃない。 初めて著作を読んだ。「国際社会病理学者」か。 世界の凶悪犯と文通し、時には国際便で会いに行き、彼らの本当の姿を探る。 その結果をまとめたのがこの本。体当たり。異色の本だ。 その凶悪性を幼いころ...

PODCAST大人のラジオを通じて知った阿部憲仁氏。 不思議な語り口で嫌いじゃない。 初めて著作を読んだ。「国際社会病理学者」か。 世界の凶悪犯と文通し、時には国際便で会いに行き、彼らの本当の姿を探る。 その結果をまとめたのがこの本。体当たり。異色の本だ。 その凶悪性を幼いころの親の育て方で分析している。 目次にあるようにネグレクト、虐待、性的虐待、過剰な介入、期待。 特に母親の影響だと。0‐3歳までの発達感情の、人格基盤形成の臨界期。 ここで母親の愛情が十分であれば、悪いことはしない、できないと。 実感としてそうかもしれないと思うが、 そういわれてしまうと今の母親たちは困ってしまうだろう。 3歳まで一人で子育てに専念しろ、というのかと。 (いや、阿部さんはそこまでは言っていないが、そう読めてしまう、、) まして都会は隣は何をする人ぞ。子供をムラ全体で育てた時代と違う。 古い言葉だが「育児ノイローゼ」になるのは必定。 フロイトの心理性的発達理論によれば 口唇期0-1.5 肛門期1.5-3 男根期3-6 潜伏期6-12 性器期12- ということ。おっぱいを十分与えよ、ってことだ。 ま、ここまでは可能だろう。1年は育児休業したほうがいい。 いや、これではこの本の本質からずれてしまう。 残忍な犯行がこれでもかと紹介される。 そのくせ凶悪犯によっては妙にフレンドリーだったり礼儀正しかったり、 とてもこういう残忍なことをしたとは思えない者もいるという。 これを体当たりで分析する阿部さん、凄い。間違いない。 ただね、これだとますます女性は子どもを産むのが怖くなるだろうな。 ムラが、マチが子供を一緒に育てない現在、親の負担は大きすぎるのだ。 その結果凶悪犯が育つとなれば、、、 今この瞬間も病んでいる人は多いのかもしれないな。 悩ましい はじめに 第1章 母親によるネグレクト  プロファイル1 チャールズ・マンソン--サイコパス・カルトの典型  プロファイル2 デニス・レイダー--幼児期の性的興奮への病的執着  プロファイル3 レジナルド・カー--ネグレクト家庭で育ったスプリーキラー  プロファイル4 リチャード・ファーリー--ネグレクトからくる病的執着と自殺願望によるストーカー行為・大量殺人 第2章 父親による虐待  プロファイル5 リチャード・ラミレス--極度の「感情のハンディキャップ」によるサイコパス連続殺人 凶悪犯たちの直筆イラストと手紙の一部 第3章 母親による虐待  プロファイル6 ボビー・ジョー・ロング--病的な性欲を抱えたセックス中毒  プロファイル7 クレオファス・プリンスJr.--母親による心理的抑圧からの解放  プロファイル8 サミュエル・リトル--性欲と暴力の融合 第4章 性的虐待  プロファイル9 ハーヴィー・カリニャン--幼いころの性的虐待による女性たちへの怒りと復讐  プロファイル10 ドナルド・ハーヴェイ--母親と祖母による支配から他者の命の完全支配へ 第5章 母親による過剰な介入  プロファイル11 デイビッド・バーコヴィッツ--養子家庭での孤独から生まれた病的な承認欲求  プロファイル12 ケネス・ビアンキ--連続殺人コンビのリーダーとフォロワー 第6章 過剰な期待  プロファイル13 セオドア・カジンスキー--母親の教育虐待による社会性の完全否定 おわりに 著者が直接やり取りを重ねた凶悪犯罪者

Posted by ブクログ

2024/06/15

幅広く取材をされて、直接犯罪者にも面談をするなど、なかなか知り得ない個人の人生について触れることができました。結論から言うと、やはり幼児期の教育育てられる環境と言うのは本当に大事なんだろうなと改めて思いました。一方で、そのような環境が得られないのは今の社会問題となっているといった...

幅広く取材をされて、直接犯罪者にも面談をするなど、なかなか知り得ない個人の人生について触れることができました。結論から言うと、やはり幼児期の教育育てられる環境と言うのは本当に大事なんだろうなと改めて思いました。一方で、そのような環境が得られないのは今の社会問題となっているといった点についても、強く共感できました。

Posted by ブクログ

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