商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京美術 |
発売年月日 | 2024/02/28 |
JAN | 9784808713010 |
- 書籍
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もっと知りたい日本の書
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
「書」をアートとして理解するヒントが書かれている。 美術館へ絵を見に行くのと「書」の展示を観るのは同じこと。 書道の素養無くしても書を鑑賞できる道を教えてくれる内容。 書の歴史の基本をこの本で学べる。 書の見方の第一歩を踏み出せる内容。
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大河「光る君へ」関連で永井路子の「この世をば」を読んだら、藤原佐理が出てきた。道長とは祖父同士が兄弟のはとこ。「離洛ノ後、・・」で始まるみっともない手紙がその名筆ゆえ現在は「離洛帖」として国宝になっている、と書かれていた。 この本に出てるかな、と思ったら、「和様書の完成 三蹟」...
大河「光る君へ」関連で永井路子の「この世をば」を読んだら、藤原佐理が出てきた。道長とは祖父同士が兄弟のはとこ。「離洛ノ後、・・」で始まるみっともない手紙がその名筆ゆえ現在は「離洛帖」として国宝になっている、と書かれていた。 この本に出てるかな、と思ったら、「和様書の完成 三蹟」として出ていた。 出ていたのは「恩命帖」32.1×146.3cm(皇居三の丸尚蔵館蔵) パッと見、全部仮名文字? というほどの細いくねった線。だが読み下しを見ると全部漢字だった。活字の漢字と書がまったく連動できない・・(泣) これは「佐理謹奉恩命恐々」で始まる、詫び状だとのこと。天元5年(982)正月の射遺所の役に関連するもので、佐理39才の筆と考えられている。明治11年(1878)、近衛家より皇室に献上された。 詫び状なのに奔放な書きぶり、との解説。「離洛帖」はとりなしのお頼みの手紙、これは詫び状・・う~む。解説だと、「かなり風変わりな人物だったようで、歴史物語の「大鏡」では、”日本第一の御手”と称えられる一方、”如泥人(じょだいにん)”~泥のようにぐずぐずした人との酷評も受けている」とある。 「恩命帖」(皇居三の丸尚蔵館) https://shozokan.nich.go.jp/collection/object/SZK003046 「恩命帖」天来書院 https://www.shodo.co.jp/blog/yume2021/494/ 儀式で使う矢が届かなかったことに対する申し開きをし、あわてて善後策を提示する手紙、とある。 また「和様書」の特徴は、筆に角度をつけて書かれる結果、起・送・収筆が柔らかくなり、丸みを帯びた字形になることだ、とあった。 三蹟 小野道風(894-966)、藤原佐里(944-998)、藤原行成(972-1027) 小野道風は「屏風土代」が載っている。太く力強い感じ。 藤原行成は「白氏詩巻」。和様書の解説のとおり丸みを帯びた漢字。やわらかい。端正な字姿に行成の謙虚な人柄がうかがえるとある。 2024.3.10初版第1刷 図書館
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