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あの乙女ゲーは俺たちに厳しい世界です(03) GCノベルズ

三嶋与夢(著者), 悠井もげ(イラスト), 孟達

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¥1,320

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 マイクロマガジン社
発売年月日 2024/02/29
JAN 9784867165409

あの乙女ゲーは俺たちに厳しい世界です(03)

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2024/04/01

リオンやマリエの敵になりそうな人物が粗方居なくなった事もあってか2人の周囲はかなり安定したね 前巻の引きで怪しげな霧が登場したけど、それだって大して心配するような事態にならなかったし 他にも、まさかその勢いで第一作目と三作目のラスボスを封じてしまうとは思わなかったよ。本編では防...

リオンやマリエの敵になりそうな人物が粗方居なくなった事もあってか2人の周囲はかなり安定したね 前巻の引きで怪しげな霧が登場したけど、それだって大して心配するような事態にならなかったし 他にも、まさかその勢いで第一作目と三作目のラスボスを封じてしまうとは思わなかったよ。本編では防ぐ手段も無いままに出現しリオンを大いに苦しめた強敵。それをあんなあっさりと無力化してしまうなんてね このスピンオフでは転生者であるリオンとマリエが早い段階から協力しているお陰で厄介事が手早く封じられている印象を覚えるよ その反面、不安定さを増していくのがオリヴィアか 本編においてもマリエの登場によって不遇へ追い遣られていたけど、同じく不遇に甘んじていたリオンが手を貸す事で彼女の境遇は改善されていた けどこちらは元となったゲームと似た状況である筈なのに、何もかもが酷いとしか言いようがない境遇。 このスピンオフにおいても五馬鹿がやらかしているのは事実だけれど、本編程に馬鹿というわけではない。けれど、彼らはオリヴィアに夢中になるばかりで、庶民の彼女が貴族ばかりの学校で苦難を味わっている点に一切気付かない。フォローが無さ過ぎる状況は余計に彼女を苦境に追いやるものとなっているね こうまでオリヴィアが悲惨だと元のゲームではどのようにして主人公としての行動を起こしていたのだろうとかと疑問に思ってしまうよ オリヴィアの過酷な状況が更に加速したのが修学旅行か。本編ではそこまで印象に残るイベントではなかったけど、こちらではオリヴィアの庇護者となるべきユリウス達が参加していない為に彼女はより孤立無援に 無力なまま悪意に晒されるオリヴィアを見てリオンは改めて彼女に関わるかどうかの選択を突きつけられたわけだ 本編においては、オリヴィアがユリウスの庇護をどうやったって受けられないと判っていたから手を貸してやれた でも現状では修学旅行に同行していないだけで学園に戻ればユリウス達との関係は再開する。その状態でリオンが彼女に手を差し伸べる事は果たして正しいのか? まあ、そんなに難しい事を考えず動くのがリオンの良い所なのだけどね 好き勝手やっていたダリーとドナをこてんぱんにするシーンはスカッとしたよ ただ、これによってリオンとオリヴィアの間には繋がりが生まれてしまったわけで 本編と同じように彼に恋してしまったオリヴィア。でも、本編と違ってこちらのリオンはマリエ以外を選ぶ事は無さそうなんだよな…… だってあのリオンが真っ当に雰囲気を作った上でマリエに愛を告げるなんて思わなかったし。リオンらしく何だかんだ言って逃げ続けるものかと… リオンへの恋は叶わず、ユリウス達は自分を顧みる事はなく。そして襲い掛かる学友達の悪意 限界を超えたオリヴィアに取り憑く悪霊、ゲームの流れを完全に崩壊させるようなこれはホルファート王国に何を齎すのだろう……?

Posted by ブクログ

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