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我が産声を聞きに 講談社文庫
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我が産声を聞きに 講談社文庫

白石一文(著者)

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我が産声を聞きに 講談社文庫

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2024/02/15
JAN 9784065347591

我が産声を聞きに

¥792

商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

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2024/10/19

自らの選択で諦めてしまったことや叶えられなかったこと、時間と共に四六時中悔やまずとも生活できるようになるものだけれど、病気や事故で死を近くに感じた時、諦めてしまった過去叶えられなかった過去を誰しも取り返したくなるものなのかな? 突然のがん宣告、新型コロナの感染、交通事故、心変わ...

自らの選択で諦めてしまったことや叶えられなかったこと、時間と共に四六時中悔やまずとも生活できるようになるものだけれど、病気や事故で死を近くに感じた時、諦めてしまった過去叶えられなかった過去を誰しも取り返したくなるものなのかな? 突然のがん宣告、新型コロナの感染、交通事故、心変わりした婚約者、逃げて帰ってこなくなってしまった猫。 自らの選択に由来すると思える失敗や後悔でも、自分で選べない見えない気付かないそういうもっと外的な色んなものが組み合わさった結末なんじゃないんじゃないかと思った。自分の選択や行動だけで結末が変えられることなんてそうそうない。 奇跡みたいな再会、庭に住みつくようになった猫、生まれてきた最愛の娘、とかそう言うのも全部。

Posted by ブクログ

2024/06/26

なんじゃそりゃ…という最後 結局どうするの??離婚を受け入れて自分の人生を再出発させるということなのか 結婚22年もいっしょに暮らしてきて残るのは娘だけって 色んな夫婦の関係性があるとは思うがちょっと理解できなかった 終始夫の勝手な言い分に腹がたった

Posted by ブクログ

2024/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

検査で初期肺がんが見つかったその日に別居を申し出る夫を持った主人公名香子。1年前に高校時代の同級生に再会し、その女性と闘病生活を送ることにしたのだという。 随分ひでえ夫だなぁ…と思いつつ、自分の命が有限であると知り、育児や家のローンなどの問題がなく、経済的な補償もきっちりできる状況で、別れを切り出すのなら、他者がつけいる部分ではないとも思う …とはいえ、小説なので登場人物に感想を持つのは自由。最初ひでえと思った夫の行動も、ヴィンテージTシャツの下りや、猫が逃げた時の下りを読むにつけ、それ以外の、割り切れない思いをしたこともきっとあったんだろうなぁと想像がつく。ただこの夫は割り切れない思いを蓄積していくタイプの様なので、次の人との関係でも喫水線を超えたら逃げ出すんだろうなとは思う。 割り切れない思いを吐き出すことによる面倒くさいトラブルを経験した人は、反省から吐き出すことを辞め貯め込んで我慢できなくなると、その環境から逃げることを選ぶようになる。俺もそういう風になってきたのでよくわかる。 夫の立場が分かるようになりつつも、自分に置き換えると逃げる側より逃げられる側で想像してしまう。こういうのは性別じゃなく性格なんだろうなぁ

Posted by ブクログ

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