商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2024/02/09 |
JAN | 9784396350376 |
- 書籍
- 文庫
偽証法廷
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偽証法廷
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20代の女性が絞殺された現場に、大場徳二刑事は真っ先に駆け付けた。 大場が現場を調べている時、ふとベッドの下に光る物を見付けた。 屈んだ姿勢で探った白い手袋の指先が摘んだ小さな物は、切れた鎖の付いた銀色の小さなロケットだった。 色はくすみ、剥げかかったメッキの具合から、かなり古い...
20代の女性が絞殺された現場に、大場徳二刑事は真っ先に駆け付けた。 大場が現場を調べている時、ふとベッドの下に光る物を見付けた。 屈んだ姿勢で探った白い手袋の指先が摘んだ小さな物は、切れた鎖の付いた銀色の小さなロケットだった。 色はくすみ、剥げかかったメッキの具合から、かなり古い物と推察された。 この古いロケットは若い被害者の物とは考え難く、犯人が女性に抵抗されと時に鎖が千切れて落とした物だと大場は判断した。 その古いロケットを見て、大場は30年ほど前の記憶が突如蘇る。 現場は証拠の宝庫であり、所轄の人間は現場の原型を保つ役目があるにも拘らず、大場刑事は無意識の内にロケットをポケットに収め、証拠品を隠匿してしまう。 このロケットは、幼馴染である右田克夫が結婚する際に大場がプレゼントしたもので、以来、右田は常に鎖に繋いだロケットを頸から下げていた物だった。 右田は少年の頃から問題を起こすことが度々の問題児だったが、大場にはとても優しく接してくれ、同級生でありながらも物静かで消極的な大場にとっては兄貴のような存在だった。 大場が故郷から東京に出てきて警察官になってからは、右田は自分のような半端者が大場の周辺にいたら迷惑をかけると思ったのだろう、大場の前から忽然と姿を消してしまった。 そんな事情から大場はロケットを隠し、証拠隠滅の罪に怯えながら右田の行方を単独で追うことになる。 がしかし、この証拠隠滅を大場が犯してしまった結果、次々と若い女性が殺害される事件が起きてしまう。
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若い女性の連続絞殺事件。二件めの現場に落ちていた証拠品を大場刑事が持ち去る。そして、三件めの現場に捏造する。このことが捜査は間違った方向ぬ向かう。逮捕された右田敏勝の万城目弁護士は証拠品の捏造を公判で主張し、無罪を勝ち取る。釈放された敏勝は更なる犯罪を起こし、大場は辞職覚悟で単独...
若い女性の連続絞殺事件。二件めの現場に落ちていた証拠品を大場刑事が持ち去る。そして、三件めの現場に捏造する。このことが捜査は間違った方向ぬ向かう。逮捕された右田敏勝の万城目弁護士は証拠品の捏造を公判で主張し、無罪を勝ち取る。釈放された敏勝は更なる犯罪を起こし、大場は辞職覚悟で単独追う。敏勝をそこまで鬼畜化させた理由は何か?裁判においては弁護側、検察側の証人は偽証だらけ。その偽証が証明されなければ証言は認められる。大場の証拠品捏造もそうだが、冤罪もありえ恐い感じがした。理由はあれ敏勝は裁かれるべきだ。
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