
商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2024/02/01 |
JAN | 9784198657598 |
- 書籍
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YUKARI
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YUKARI
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
今までの鈴木涼美さんの本では一番読みやすかった。 ジンくんのことを一番好きなようで、本当は先生に一番気持ちを持って行かれているのかも、と感じた。 正博さんへの手紙は、取り繕いと嘘ばかりに思える。 これ、一番最初が正博さんでその後に先生だったらもっと「え?」と思えて楽しかったか...
今までの鈴木涼美さんの本では一番読みやすかった。 ジンくんのことを一番好きなようで、本当は先生に一番気持ちを持って行かれているのかも、と感じた。 正博さんへの手紙は、取り繕いと嘘ばかりに思える。 これ、一番最初が正博さんでその後に先生だったらもっと「え?」と思えて楽しかったかも。 夜の世界の人たちにハマる人たちへ、あなたたちはこんな愚かな者たちに弄ばれているのですよ、というメッセージのようにも感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
相手によって自分を都合よく変える独白型の手紙を通して、自身の生き方が正しかったと確認しているのかなぁ、という印象。女のズルい所も伝わるが、ポエミーなので自分に酔ってる感じ。まあ、ここで感想書いてる内に上手く書こうとしてる私も変わらんけど。しかし美人でも若くもない主婦の私が1番共感できたのは薬品かけた奥さんだったのであった。
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歌舞伎町でキャバ嬢をしていた、そして間もなく結婚によって水揚げされる思しき女性による、書簡体小説。相手からの返事などはなく、ただ彼女から一方的に複数の男性に宛てられているのが斬新で、私はけっこうこの主人公が好きかもしれない。 源氏物語がテーマでもあるようで、各手紙の冒頭には源氏物...
歌舞伎町でキャバ嬢をしていた、そして間もなく結婚によって水揚げされる思しき女性による、書簡体小説。相手からの返事などはなく、ただ彼女から一方的に複数の男性に宛てられているのが斬新で、私はけっこうこの主人公が好きかもしれない。 源氏物語がテーマでもあるようで、各手紙の冒頭には源氏物語の和歌が配されているのだが、ストーリーそのものに絡んでいるわけではないみたい。ただ、こんなふうに多情で気まぐれで思わせぶりで適度にポエミーな様子の人は、いつの時代にもいるのだなと思った。
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