1,800円以上の注文で送料無料

鉄道文学 傑作選 中公文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫
  • 1224-36-01

鉄道文学 傑作選 中公文庫

夏目漱石(著者), 石川啄木(著者), 志賀直哉(著者), 森田草平(著者), 芥川龍之介(著者), 宮沢賢治(著者), 萩原朔太郎(著者), 横光利一(著者), 中野重治(著者), 藤沢周平(著者), 永井荷風(著者), 山田風太郎(著者), 内田百閒(著者), 吉村昭(著者), 荒川洋治(著者), 上林曉(著者), 関川夏央(編者)

追加する に追加する

鉄道文学 傑作選 中公文庫

990

獲得ポイント9P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2024/01/23
JAN 9784122074675

鉄道文学 傑作選

¥990

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いろいろな文学作品から、鉄道に関する描写のある個所だけ集めて収録したものだから、気軽に読めちゃうかな…と思って手に取ったら、予想に反して読み応えのある作品ばかりで、じっくり読ませていただいた。 裏表紙に「『日本の近代』を形作った装置としての鉄道と、その文学への影響を読み解く」と書いてあるが、まさしく、鉄道という舞台を通して、日本の近代の歩みと、その中で生きる人々に思いを馳せることのできる良書だと思いました。

Posted by ブクログ

2025/05/06

熱狂的、とまではいかないけれども、私も鉄道に乗るのが好きで、青春18きっぷを使って、何度か地方の路線を乗りに、遠征に出かけたこともある。 乗ってみたいなと思ってはいるけれども、まだ乗車がかなわない路線も沢山あるが、そのうちの1つが、本書の中で宮脇俊三が書いている、只見線だ。只見線...

熱狂的、とまではいかないけれども、私も鉄道に乗るのが好きで、青春18きっぷを使って、何度か地方の路線を乗りに、遠征に出かけたこともある。 乗ってみたいなと思ってはいるけれども、まだ乗車がかなわない路線も沢山あるが、そのうちの1つが、本書の中で宮脇俊三が書いている、只見線だ。只見線は、福島県の会津若松から、新潟県の小出までを走るローカル線だ。乗車したことがないので、本当のところは分からないが、山間部の田園風景の中を走る路線と想像する。 その只見線に、宮脇俊三は、路線全通の日に乗車した。会津若松から乗車した宮脇は、全通を喜ぶ沿線住民で満員の只見線を乗り遠し、それを紀行文として発表している。それは、昭和46年、西暦で言えば1971年、今から50年以上も前のことである。 時の流れの大きさを感じる。今は日本全体で人口が減っている時代であるが、会津若松から小出と言えば、日本でも有数の豪雪地帯であり、当然に、沿線住民の数は少ない。今であれば、そういう場所の鉄道は、廃線になることはあっても、新たに全通することは考えられない。そういった風に新たな路線が開通することが、田舎ではないので当たり前であるが、新たな路線の開通を地元住民が喜び、沿線をあげて祝福するという光景も、今の日本にはない。 本書は、関川夏央の編集で、近代日本文学に描かれている「鉄道」の姿をオムニバス形式で並べたものである。漱石・啄木・志賀直哉・芥川・宮沢賢治・萩原朔太郎、等、近代の日本の代表的文学者の作品が抜粋されて並んでいる。上記の只見線の例もそうであるが、鉄道というのは、意外とその時代の有様を示すものだということが、読んでいると分かる。

Posted by ブクログ

2024/06/06

漱石、啄木、芥川、賢治、荷風、百閒、藤沢周平 今まで読んだことのある作家さんの著書の中でも、鉄道に関する作品を寄せ集めた1冊。 作品ごとに関川夏央さんの解説付きで読み応えがありました。

Posted by ブクログ