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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2024/01/22 |
JAN | 9784121027870 |
- 書籍
- 新書
カーストとは何か
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カーストとは何か
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商品レビュー
4.8
8件のお客様レビュー
インドのカーストのことはぼんやりとしか知らなかった。 現代ではダリトと称される「不可触民」は、日本の被差別部落の問題と似ていると思っていたが、この一冊を通してその根深さを知った。 「カーストは過去のものだ」と口では言ったとしても、自分より下のカーストの人が作ったものは食べない、...
インドのカーストのことはぼんやりとしか知らなかった。 現代ではダリトと称される「不可触民」は、日本の被差別部落の問題と似ていると思っていたが、この一冊を通してその根深さを知った。 「カーストは過去のものだ」と口では言ったとしても、自分より下のカーストの人が作ったものは食べない、という行動が本心を語ってしまう場面もあるそうだ。 海外へ移住しても同じカーストでコミュニティが形成されることには驚いた。 大学入試や採用試験等でダリトカーストの優先枠を利用して、高学歴、エリートになる若年層もいるが、自分の出身カーストを隠して生活する等、葛藤は絶えない様子。 日本にもインド人が多く住む地域があるけれども、その中でもカーストが意識されているのだろうか。気になる。
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とても勉強になったし、よく練られた本だと思います。 自分の関心からは第4章「インド社会が垣間見られるとき」と第5章「世界で姿が見えるとき」が特に関心を覚えました。 •においと差別(清掃カーストについて考える上でも重要) •カーストと暴力(特にダリトの複合的圧力) •「被害者」で...
とても勉強になったし、よく練られた本だと思います。 自分の関心からは第4章「インド社会が垣間見られるとき」と第5章「世界で姿が見えるとき」が特に関心を覚えました。 •においと差別(清掃カーストについて考える上でも重要) •カーストと暴力(特にダリトの複合的圧力) •「被害者」ではなく、「抵抗者」としてのダリト(これは他の社会運動論にも通じる話) 以上について、特に考えさせられました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オトラジシリーズ。 今週(1/2)特集されるから楽しみ。 インドのカーストについて、改めて自分の無知さを思い知らされる。 序章に出てくるラージクマーリーさんの言葉が胸に刺さった。 ダリトの方達の置かれる状況を一部でも知ることができた。 出自で判断されてしまうこと、自分自信のカーストを隠すこと、生まれながらにして自分を偽らなければならないこと。 日々、自分や他者を欺き続けなければ生きられない環境に思いを馳せる。
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