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決闘裁判 増補 ヨーロッパ法精神の原風景 ちくま学芸文庫
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決闘裁判 増補 ヨーロッパ法精神の原風景 ちくま学芸文庫

山内進(著者)

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決闘裁判 増補 ヨーロッパ法精神の原風景 ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2024/01/15
JAN 9784480512215

決闘裁判 増補

¥1,540

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2024/04/07

ヨーロッパで紛争解決手段として行われていた決闘裁判についてその起源から終焉まで法制史の専門家でない読者にも理解できるように記述している。ヨーロッパでは初期キリスト教と古代ゲルマン人の心情が混沌としていた中世末期に神に審判を委ねる神判として行われた決闘裁判が他の神判と同様に世俗権力...

ヨーロッパで紛争解決手段として行われていた決闘裁判についてその起源から終焉まで法制史の専門家でない読者にも理解できるように記述している。ヨーロッパでは初期キリスト教と古代ゲルマン人の心情が混沌としていた中世末期に神に審判を委ねる神判として行われた決闘裁判が他の神判と同様に世俗権力が強化されるにつれて廃れていった。しかしアメリカでは、イギリスからの移民が伝えた中世の末期の心性が残っており、アメリカの民主主義や個人主義は中世からストレートに伝わっていると言えるという。アメリカが決闘裁判の思想的背景である自力救済に基づく裁判の当事者主義を採用しているとの指摘には驚いた。日本の実体的真実主義とアメリカの当事者主義の違いが違いが大谷さんへの日米の空気感の差にあるような気がする。

Posted by ブクログ

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