商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2023/12/20 |
JAN | 9784121027818 |
- 書籍
- 新書
冷戦史(上)
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冷戦史(上)
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
冷戦が終わって、30年以上経つが、現在の国際秩序は、第二次世界大戦そして冷戦を経て、成立しているもので、現在の世界を理解するためには、冷戦の理解は不可欠なところ。ウクライナ戦争などは、まさに冷戦が終わる中で残った問題が今、こういう形で、立ち上がっているという感じがする。 従来の...
冷戦が終わって、30年以上経つが、現在の国際秩序は、第二次世界大戦そして冷戦を経て、成立しているもので、現在の世界を理解するためには、冷戦の理解は不可欠なところ。ウクライナ戦争などは、まさに冷戦が終わる中で残った問題が今、こういう形で、立ち上がっているという感じがする。 従来の冷戦史が米ソ対立を政治的な側面で捉えたもの、それにヨーロッパの状況が時々記載されて、それ以外は、背景情報くらいで取り扱われることが多かった気がするが、これは最新の研究成果を踏まえつつ、東西の対立とそれぞれの陣営内でのパワーオブバランスの変化、第3世界の動向、そして日本との関係を整理しながら、記述されているのが特徴。 とても多様な視点が提示されており、ある程度、知っている歴史的な事実も新しい視点で見ることが可能になった。 上巻は、キューバ危機までの状況。いろいろな本ですでに議論されていることとの重複は多いが、世界と日本との関係については、頭の整理がかなり進んだ。
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冷戦が終わって30年以上が過ぎた。ソ連の崩壊が「冷戦の終わり」ということにつながっているわけだけど。 第二次世界大戦の終わりから、ソ連の崩壊まで丹念な記述で分かりやすい。で、気づいた。実は国際関係は何も変わっていない。「自国の利益のためには他者を踏みつけていく」という観点ではだ。...
冷戦が終わって30年以上が過ぎた。ソ連の崩壊が「冷戦の終わり」ということにつながっているわけだけど。 第二次世界大戦の終わりから、ソ連の崩壊まで丹念な記述で分かりやすい。で、気づいた。実は国際関係は何も変わっていない。「自国の利益のためには他者を踏みつけていく」という観点ではだ。確かにプレイヤーは変わったし、戦う武器(経済動向が特に)も変わった。これがヒトの業ですかね。 さらに恐ろしいのは、核保有国は増え続けているし、核保有国は侵略攻撃を受けたことがないってこと。
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第2次大戦後の現代史(20世紀)の概観に便利。米ソ冷戦時代を一気通読する一冊です(上下二巻組ですけど)。 <こんな方にオススメ> (1)第二次世界大戦後の世界史を概観したい (2)現代史をより深く丁寧に理解しなおしたい (3)東西対立・米ソ冷戦をあらためてとらえなおしたい ...
第2次大戦後の現代史(20世紀)の概観に便利。米ソ冷戦時代を一気通読する一冊です(上下二巻組ですけど)。 <こんな方にオススメ> (1)第二次世界大戦後の世界史を概観したい (2)現代史をより深く丁寧に理解しなおしたい (3)東西対立・米ソ冷戦をあらためてとらえなおしたい <概要> 20世紀後半の自由主義陣営と共産主義陣営の東西対立となったいわゆる米ソ冷戦時代の通史を非常に簡潔明瞭に理解しやすく概説しています。大まかに地域ごとに区分されてもいますが基本的には時系列で解説されており、冷戦の前史・始まりから終わりまで順を追って読解できます。冷戦が軸となって展開された第二次世界大戦後の世界史を概略的に学ぶにはぴったりだと思います。 新書二巻組です。全体でいいますと序章と終章を含めて十三章構成になっています。序章で「冷戦」をどのように読み解くかという本書の姿勢を掲げています。第1章・第2章では冷戦の起点となる第2次世界大戦へのプロローグから終結そして冷戦の始まりまで。 第3章・第4章ではヨーロッパを中心とした冷戦構造の確立。第5章では第三世界における冷戦の世界全体への波及。第6章では核兵器拡大による人類そのものの危機。その具体的事件として、破滅へ迫ったと世界を震撼させたキューバ危機が取り上げられています。 第7章・第8章ではベトナム戦争などによる反戦運動の隆盛のなかでの東西デタント。第9章・第10章ではデタントからふたたび先鋭化する米ソ対立を経て社会主義経済の行き詰まりと東西冷戦終結。第11章では冷戦後も残された東アジアの分断。終章で「冷戦」とは何だったかのか?という総括がなされています。 ※詳細はブログ「note」にて記載しています。よかったらご覧ください。 https://note.com/rekishi_info/n/n71afcf901816 (2024/04/01 上町嵩広)
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