商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白揚社 |
| 発売年月日 | 2023/12/20 |
| JAN | 9784826902557 |
- 書籍
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WEIRD「現代人」の奇妙な心理(下)
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WEIRD「現代人」の奇妙な心理(下)
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
人類の成り立ちや心理的変化を探求する本書は、特に「子孫を残す」という行動原理から男女の関係性や社会制度の形成について深く掘り下げています。一夫一婦制が普遍的な選択肢とされる現代において、歴史的には多様な婚姻形態が存在し、それが社会の格差や権力構造にどのように影響を与えたのかを考察します。著者は、男女の合理的な思惑や宗教的背景を交えながら、異性獲得の戦略や社会秩序の変遷を描き出し、現代の資本主義社会との関連性も示唆しています。長編ながらも興味深い内容が続き、読者を飽きさせない工夫がされています。分析的思考を促す視点が多く、歴史や社会学に関心がある方には特に魅力的な一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
本の名称にある。WEIRDとは、western(西洋の)、 educated(教育を受けた)、 industrial(工業化されている)、rich(豊かな)、democracy(民主主義国)で暮らす人たちの特徴のこと。個人主義的であり、身内の利害よりも法を大切にし、集団への同調傾...
本の名称にある。WEIRDとは、western(西洋の)、 educated(教育を受けた)、 industrial(工業化されている)、rich(豊かな)、democracy(民主主義国)で暮らす人たちの特徴のこと。個人主義的であり、身内の利害よりも法を大切にし、集団への同調傾向が少なく、感情より理性を優先し、分析的解釈を好むというもの。日本もお手本にし、世界に広がったこの価値観によって、多くの国の法体系は作られているし、人権の尊重、個人の尊厳重視、法治主義など行動基準にもなっている。まるで、文化的な先進国に生きる人間はみんなこの基準でものを考えているとでも言いたいような。でも、実際は大きく違っていて、それはハンチントンの文明の衝突でも説明されているし、今やweirdな人たちが引っ張ってきた世界はあちこちで軋んでいるようにも見える。「鉄・病原菌・銃」でも説明できなかったことをかなり補足していると思うが、複雑なことを一面で切り取った感が否めない。テーマがテーマだけに、しょうがないかも。
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人類は、協力し合う事で地球上の他の生き物よりも繁栄する事ができた。家族での支え合いと、更に他の集団との競争に打ち勝っていくために、親族集団の規模を拡大する必要があり、その手段として親族内での婚姻等を中心に集団の規模の拡大、そして他の集団に対する優位性を目指してきた。しかし、ヨーロ...
人類は、協力し合う事で地球上の他の生き物よりも繁栄する事ができた。家族での支え合いと、更に他の集団との競争に打ち勝っていくために、親族集団の規模を拡大する必要があり、その手段として親族内での婚姻等を中心に集団の規模の拡大、そして他の集団に対する優位性を目指してきた。しかし、ヨーロッパ、特に西欧の世界ではある時期から、これとは逆の社会が築かれる方向を進めらていく事になる。カトリック教会となるキリスト教の一派が4世紀ごろから、親族間の婚姻の規制を強化する支持命令を出し続け、ヨーロッパでは親密な親族関係が解体されたからである。それにより人々は個として生きていくことが出来る社会に適合する必要性を強める社会圧がかかるようになる。親族の帰属意識よりも同じ利害関係を持つ団体(ギルド、修道院、大学、そして住民のこの権利を等しく認め、公正なルールの尊重、その担保となる西洋法やその運営のため、個々人の参加を約束する民主主義的土壌)の形成が促進される。 このような特徴を持った社会の形成は西洋特有のものであるが、西洋人は1500年以降、世界各地にいち早く進出し、主導権を握る事で、これが世界のスタンダードであるという意識を持つようになる。そして西洋人という「WEIRD」な人々が築いてきた社会と価値観が世界に普及していった。しかし、「WEIRD」な心性とは違う社会(この方が人類としてはスタンダードなのだが)に暮らして来た人々はこれに適応できず、世界各地で大きな摩擦が生じるのである。 西洋が世界で経済的優位にたてるようになったのはなぜか。著書が前著である『文化がヒトを進化させた』で主張した通り、経済を発展させるイノベーションは一部の才能ある人人の個人的なひらめきや発見によってもたらされるのではなく、いわゆる「集団脳」(他者から学び、知識や技術を蓄積し、それを関連・応用させる事で可能になる=集団の知恵の集積)により推進される。「WEIRD」な社会での都市化(都市に様々な人々が自由に集まり、活動する条件の整った社会)はこの「集団脳」の促進に良く適合するシステムである。遺伝子による進化ではなく、まさに「WEIRD」な人々が築いてきた文化との相互作用により、西洋人特有の社会進化が遂げられたのであった。
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西洋がいかにして広がり、また現代のグローバリゼーションの中でこれだけ勢力をもつようになったのか、そしてそれが上手くいかない原因は何なのか、を深く考えさせられる。日本(や中国・韓国)は”たまたま”西洋への適合性が高い文化の中に社会があったから自分達をorganizedさせることがで...
西洋がいかにして広がり、また現代のグローバリゼーションの中でこれだけ勢力をもつようになったのか、そしてそれが上手くいかない原因は何なのか、を深く考えさせられる。日本(や中国・韓国)は”たまたま”西洋への適合性が高い文化の中に社会があったから自分達をorganizedさせることができたに過ぎず、西洋の思考や文化が必ずしも正しいものではない、ということを改めて認識することができた。 過去自分が大学にいたときに文化人類学を学ぶか、経済学を学ぶかで迷った結果、”安全に”経済に進んだことを悔やむには十分な内容。総じて非常に面白かった。
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