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シェイクスピアの記憶 岩波文庫
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シェイクスピアの記憶 岩波文庫

J.L.ボルヘス(著者), 内田兆史(訳者), 鼓直(訳者)

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シェイクスピアの記憶 岩波文庫

693

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2023/12/15
JAN 9784003770146

シェイクスピアの記憶

¥693

商品レビュー

3.2

7件のお客様レビュー

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2024/07/01

静謐な短編集。 ラテンアメリカの色やにおい、温度や湿度はほとんど感じない。 晩年の作品であり、死への近さがそうさせるのか。

Posted by ブクログ

2024/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

160ページくらいの薄い本で、しかも3分の1は解説。 宮崎駿「君たちはどう生きるか」の感想で、セルフオマージュみたいでマンネリ、というものがあったが、 いやむしろ追い続けたモチーフがまたも登場することに業を見出して嬉しくなってしまった者としては、 最後の短篇集にまで「いつものあれら」が出てくるのは嬉しい限り。 一九八三年八月二十五日 青い虎 パラケルススの薔薇 シェイクスピアの記憶

Posted by ブクログ

2024/04/21

20世紀ラテンアメリカの作家ボルヘス(1899-1986)最晩年の短篇集、1983年。 □ 自己への拘泥という依存からの解放を、精神からも肉体からも解放されるということを、精神と肉体から抜け出る秘密の抜け道としての何かを、求めていた。自己がどこともなく解消されて、喪失すべきも...

20世紀ラテンアメリカの作家ボルヘス(1899-1986)最晩年の短篇集、1983年。 □ 自己への拘泥という依存からの解放を、精神からも肉体からも解放されるということを、精神と肉体から抜け出る秘密の抜け道としての何かを、求めていた。自己がどこともなく解消されて、喪失すべきものが実ははじめから喪失してしまっていたということになれば、喪失の前提条件が予め解消されてしまっていたということになれば、そもそも迷子になる布置そのものがなくなってしまっている、ということになる。 主/客、自/他、有/無、同一/差異、区別/混沌、、現/夢、生/死、実/虚、能動/受動、自由/運命、、始/終、先/後、因/果、内/外、上/下、左/右、天/地、遠/近、大/小、、真/贋、始源/模倣、原本/複製、根源/派生、作者/読者、、メタレベル/オブジェクトレベル…… ボルヘスの不思議な作品を読んでいると、これらの対立がくるりと反転して、そうした区別(秩序、同値類)と方向(序列、階層)が曖昧化され解消してしまう。彼の作品を通して、自分の、或いはもはや「自分」とは名指しできなくなるかもしれない何者かの、別のありようを、想像してみる。 □ 「外で私を待っていたのは、別の夢だった。」(p23「一九八三年八月二十五日」) 「作品はその描き手を必死になって救おうとする。」(p154「解説」) 「読み手の役割がもっとも重要なのだ。読み手であって、書き手ではない。ボルヘスさんは読み手が書き手の仕事を引き継ぐのだと信じている」(p156「解説」)

Posted by ブクログ

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