商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHPエディターズ・グループ/PHP研究所 |
発売年月日 | 2023/12/14 |
JAN | 9784569855400 |
- 書籍
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名作映画で読み解く世界史
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名作映画で読み解く世界史
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
大好きなものを熱く勧めてくれる人の話はそれだけで楽しいのに、歴史的、文化的背景まで解説してくれるなんて。さっそく「ベン・ハー」をもう一度、観てみた。なるほど!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
鑑賞したことのある作品を中心に… つまり、全部は読んでないと 作品毎の情報量が少ないのは残念ですが、作品に関する付帯情報を知ることができてよかったです 『ニュー・シネマ・パラダイス』 劇中に上映される作品なにか、題名だけでもわかってよかったです。
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▼書店店頭で衝動買いした一冊。本村凌二さんというのは、この本の広告に「東大名誉教授」と大書してあり、それは一寸上品な宣伝ではないのですが、西洋史特にローマがご専攻のはず。一般向けの本を数冊読んだことがあり、語り口が好きだったので。 ▼要は「ベン・ハー」とか「グラディエーター」と...
▼書店店頭で衝動買いした一冊。本村凌二さんというのは、この本の広告に「東大名誉教授」と大書してあり、それは一寸上品な宣伝ではないのですが、西洋史特にローマがご専攻のはず。一般向けの本を数冊読んだことがあり、語り口が好きだったので。 ▼要は「ベン・ハー」とか「グラディエーター」とかから「幕末太陽伝」「カサブランカ」などなど、何かしらか歴史に材を取っている名作映画についての本。 ▼章ごとに映画を1本紹介する。その映画の粗筋をなぞりながら、舞台背景の時代状況とか世相とかゴシップとかを語る。言ってみればそれだけの本です。 「カサブランカ」などは制作時からするとほぼ「現代劇」なんですけれども、2024年現在から見れば帝国主義の名残の植民地的な状況とナチス&世界大戦の状況を描いた内容と言えるので。 ▼これが大変に面白かったです。まず分かりやすい語り口。 語り手が不遜でも自虐でもない、上品さ。世界史の流れが十分にわかってるが故か、無駄に専門的な事象には落ち込まない。そして狙いが 「というわけで是非この映画を見てくださいね」 という地平線なので、キモのネタばらしをしない。その動機はもちろん 「この映画は面白いんですよ。そして歴史という物語って面白いんですよ。それを知るともっと楽しめますよ」。 ▼本業が大学勤務であるような方々の本、というのは星の数ほどあります。出版社の方からすると専門知識の裏付けがあるし、会社勤めしてないからユニークな感受性を保っている人が多いだろうし、一方で宮仕えしてるわけだから困っちゃうほどパンクな人も少ないのだろうし。それに何より、本を出したいでしょうからね。 ▼こちらが知りもしない名著名作家も多数いらっしゃるでしょうが、個人的には ・小熊英二さん=専攻多分社会学 ・本村凌二さん=専攻多分西洋史学 ・鹿島茂さん=専攻多分フランス文学 ・野崎歓さん=専攻フランス文学 ・池内紀さん(故人)=専攻多分ドイツ文学 ・島田裕巳さん=専攻多分宗教学 ・内田樹さん=専攻多分フランス文学・哲学 といった方々は複数の一般向けの本、場合によっては専門外のエッセイなども読ませていただいて、語り口に信頼を持っています。
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