商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2023/12/05 |
JAN | 9784152102874 |
- 書籍
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福翁夢中伝(上)
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福翁夢中伝(上)
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
福翁自傳の補完的パロディ歴史小説。 ほとんどが晩年の福翁の語りで、前書きにあったようなすごい手法(文法)は初めに散見しただけという肩透かしでした。 ただ、そのおかげで読みやすかったかもしれません。 福翁自傳を読んでいないと時系列やどの話に対しての補完的なお話なのかが分かりにくいかもしれません。 それにしても小笠原長行、長坂欣之助(松森胤保)、水野忠徳、濱口 儀兵衛(梧陵)のような表舞台に立たなかった幕末から維新にかけての傑物の話は著者の最新資料の説明もあって勉強になった。 上巻最終章が明治14年の政変の内幕だったので、下巻は政治から遠ざかった福翁の話と思われます。
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天皇とは何か、人間にある三毒、智の副作用など、いろいろ学ばせられた。 今の日本人は智はついたが、待てる人がいなくなってきているのだろう。 世直しではなく世直り、欲望と怒りに溺れないように待つことを心がけよう。
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上下2巻。現代に蘇る「福翁自伝」。ポリフォニーという西洋の多重発声法を使い、明治31年の福沢諭吉、咸臨丸の諭吉や現在の筆者(荒俣宏)まで登場し、時空を超えた語りが行われる。福翁自伝より、深く掘り下げた内容が多い。 本作はミステリーマガジンの連載。ハヤカワだからこその奇想天外な手法...
上下2巻。現代に蘇る「福翁自伝」。ポリフォニーという西洋の多重発声法を使い、明治31年の福沢諭吉、咸臨丸の諭吉や現在の筆者(荒俣宏)まで登場し、時空を超えた語りが行われる。福翁自伝より、深く掘り下げた内容が多い。 本作はミステリーマガジンの連載。ハヤカワだからこその奇想天外な手法が楽しい。内容は深いが語り口が爽快であり読みやすい。
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