商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2023/11/30 |
JAN | 9784488020231 |
- 書籍
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案山子の村の殺人
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案山子の村の殺人
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商品レビュー
3.7
35件のお客様レビュー
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この作品をどうやって知ったのか思い出せない。ツイッターで面白いよと言われていたのを見たからというのが可能性が高い。 主人公二人がコンビでミステリー小説家でこの作品の作者名を名乗る古き良き王道っぽさを醸し出していて良かった。 ニアBLもいけるような描写が入るけど、最後まで仲の良い二人という感じ。サービスシーンとしての描写だったのかな。 ミステリー面としては、面白かった。読者への挑戦状の時でも全然わからず、自分で特に考えずに読み進めたので、解き明かされるところはそうなんだーと納得しながら読んだ。理久が検証ということで、可能性を排除してくれたのも楽だった。 最初の殺人は目当ての人物とは違ったので連続殺人をする必要があり、足跡も、直接手にかけたくなくて、道具主体でやらせたもの、というのが良い。そして、一人殺してしまったので後には引けずに本命を殺した。ここら辺の人間心理も良かった。 祟りを隠れ蓑にした復讐って感じ。祟りは無いが。 案山子については、特に案山子の祟りとか、案山子トリックみたいなのは無かった。用意はしてたけど、うまく作用しなかったというか。舞台装置としても脇役。案山子らしい。 トリックは面白かったけど、人間ドラマとしては自分にはちょっと今一つなところ。悪くは無いが、順当すぎる安心感。2時間サスペンスドラマっぽい。王道だったが、王道で良いんだよとまでいかないところ。 でも続編出たら読みたい。
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『案山子村の殺人』 タイトルだけで、血塗られた案山子による連続殺人。呪われた村の不気味な村人──── なんて想像していましたが、全然そんなことはなく、読者への挑戦状も掲げた正統派本格ミステリーでした。 大学生で従兄弟同士の宇月理久と篠倉真舟は合作で推理作家をしている。 作品制作のため訪れた宵待村で殺人事件が起こる。 事件に対して二人が論証を組み立て、反証を出し合い、徐々に真実に近づいていく。 閉鎖的な村の人間関係の雰囲気がよくでていて、さらに謎が深まる。 シリーズみたいなので、今後がちょっと楽しみです。
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新世代の本格ものかな 読者への挑戦が良いねえ。犯人の動機は最後までわからないけれど、殺人が可能だったのは?と考えると絞り込むことができるんだろうな。渡シ場町さっぱりだったけど。 登場人物が脳内に浮かばないのは、容姿とかの描写が少ないからかな。ある意味硬派なミステリーかな。
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