商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | メイツユニバーサルコンテンツ |
発売年月日 | 2023/11/25 |
JAN | 9784780428407 |
- 書籍
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「擬洋風建築」のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 和洋折衷レトロ建築めぐり超入門
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「擬洋風建築」のひみつ 見かた・楽しみかたがわかる本 和洋折衷レトロ建築めぐり超入門
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文明開化に思いを馳せる。幕末・明治初期,日本大工が西洋風建築を創意工夫で造り出す。漆喰で木造を石造建築に見せる擬洋風建築は火事に弱く,海鼠壁が流行。浪漫・郷愁を感じる。※旧新潟税関/明治村/旧弘前図書
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幕末から明治初期にかけて、日本の大工たちが日本の技術を用いて建設した西洋風の建築「擬洋風建築」。 「開化式建築」とも言われる全国各地に今も残るそれらの建物を紹介する。 木製の壁に瓦屋根などまさに和洋折衷な建物がたくさん紹介されており、住所は勿論見学料金や開館日など実際に訪れるた...
幕末から明治初期にかけて、日本の大工たちが日本の技術を用いて建設した西洋風の建築「擬洋風建築」。 「開化式建築」とも言われる全国各地に今も残るそれらの建物を紹介する。 木製の壁に瓦屋根などまさに和洋折衷な建物がたくさん紹介されており、住所は勿論見学料金や開館日など実際に訪れるための情報も含めコンパクトにまとまっています。 持ち歩いていろいろなところへ訪れてみたくなりました。
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全国各地の擬洋風建築をずらっと紹介している本。 擬洋風建築とは、明治・文明開化の頃に作られた、日本の大工が西洋建築を真似て作った建物。 当時はそのように呼ばれていなくて、昭和になってから建築史家が、揶揄するように使った言葉だそうだ。 その言葉の響きはともかく、現存し、紹介されてい...
全国各地の擬洋風建築をずらっと紹介している本。 擬洋風建築とは、明治・文明開化の頃に作られた、日本の大工が西洋建築を真似て作った建物。 当時はそのように呼ばれていなくて、昭和になってから建築史家が、揶揄するように使った言葉だそうだ。 その言葉の響きはともかく、現存し、紹介されている擬洋風建築はとても美しい。 西洋建築によく見られる塔を表現した「塔屋」「ベランダ」そして日本の伝統的な、「なまこ壁」。 これらが擬洋風建築の特徴だ。 なまこ壁を採用している時点で、洋風建築ではない。 塔屋も、西洋式の意匠ではなく日本の灯台・燈明台のデザインを採用しているなど、大工が自ら新しいものを作り出そうとしたのが擬洋風建築だ、という解説があって、なるほど擬洋風建築についてよく理解できた。 残念ながら、紹介されている中に、身近にある「旧見附学校」はない(リストには載っている)。 そうやって大工たちが、ある意味無手勝流で作ってきた擬洋風建築は、やはり西洋建築ではなかった。ジョサイア・コンドルがイギリスから招かれ、日本に西洋建築を根付かせ、擬洋風建築は廃れていく。 時代の中に一瞬だけ現れた擬洋風建築は、それでも今に残っているものは美しいし、その存在が、やはり歴史の変化も感じさせてくれるものだ、という認識を強くした。実物を見にいきたくなる本。
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