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評伝 立花隆 遥かなる知の旅へ
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評伝 立花隆 遥かなる知の旅へ

高澤秀次(著者)

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評伝 立花隆 遥かなる知の旅へ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 作品社
発売年月日 2023/11/14
JAN 9784861829970

評伝 立花隆

¥2,970

商品レビュー

3.3

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2024/03/10

 万能知識人(ゼネラリスト)立花隆。数年前に逝去された知の巨人の評伝である。ニュース番組でよく筑紫哲也氏と対談し、鋭い視点で世の中に斬り込む論客なイメージはあったが、田中角栄研究をはじめとした著書も読んだことはなく、正直この知の巨人のことはわかっていなかった。しかしこの評伝、各ジ...

 万能知識人(ゼネラリスト)立花隆。数年前に逝去された知の巨人の評伝である。ニュース番組でよく筑紫哲也氏と対談し、鋭い視点で世の中に斬り込む論客なイメージはあったが、田中角栄研究をはじめとした著書も読んだことはなく、正直この知の巨人のことはわかっていなかった。しかしこの評伝、各ジャンルにおける彼の仕事ぶりを要領よく紹介し、知の巨人のさまざまな活躍を余すことなく書き連ねている。知の巨人は数多くの名著を輩出しているが、この評伝を機に、まずは「思考の技術」を今さらながら読んでみたい。

Posted by ブクログ

2024/03/02

立花隆の一生を、彼が執筆した主だった書籍を中心として筆者が考察を加えつつ、解説されている。ところどころ、難解な部分もありますが、いままでに読んだ立花氏の本を振り返りながら、この人の書くものはもう読めないのかと、変な感慨に浸りながら拝読しました。

Posted by ブクログ

2024/02/20

本書は凝った構成をしている。 立花隆は、長崎の生まれであるが、父親の仕事の都合で2歳の時に北京に渡っている。1942年、すなわち、太平洋戦争開始の翌年のことである。終戦に伴い、家族と共に北京を引き揚げ、茨城に移り住む。そういった、幼少時代からの伝記的な物語が、「評伝」として10章...

本書は凝った構成をしている。 立花隆は、長崎の生まれであるが、父親の仕事の都合で2歳の時に北京に渡っている。1942年、すなわち、太平洋戦争開始の翌年のことである。終戦に伴い、家族と共に北京を引き揚げ、茨城に移り住む。そういった、幼少時代からの伝記的な物語が、「評伝」として10章に渡って記されている。 立花隆のノンフィクション作品は、テーマの幅が広いことで知られている。世に出たのは、「田中角栄」についての作品、その後、キャリアの比較的若い頃は、「中核vs革マル」「日本共産党」といった左翼勢力についての作品を残している。その後のテーマは、しかし、「宇宙」であったり、「猿」であったり、「脳死」であったり、かなりの拡がりを持っているし、大学の専門が文学・哲学であるにも関わらず、最先端の科学の知見がないと書けない作品も数多く残している。そういった、立花隆が扱ったテーマや、あるいは、作品作りの方法論について、個々に章立てした「評論」部分が、16章書かれている。最初に評伝が書かれ、その後に評論が書かれる、という順番ではなく、少し入り乱れて書かれている。 そういった凝った構成は、立花隆の生涯と、その作品を立体的に描こうとする意図であろう。 私が立花隆の本をよく読んでいたのは、立花隆のキャリアの初期の頃の作品である。例えば、上記した「田中角栄研究」「中核vs革マル」「日本共産党の研究」である。読んだのは、高校生から大学生の頃だったと思うが、圧倒されたことを記憶している。その読み物としての面白さに「圧倒」され、また、ノンフィクションを書くには、これだけの取材と調査が必要なのだということに「圧倒」されたのである。以降、私は多くのノンフィクション作品を読むことになる。沢木耕太郎、柳田邦男、山際淳二、吉村昭、関川夏央、杉山隆男、近藤紘一、小田実など、好きなノンフィクション作家が多くできた。立花隆は、ノンフィクション作品を読むきっかけを与えてくれた作家の一人だ。 残念ながら、立花隆のその後の作品は系統的には読んではいない。思い出したように、何冊かは読んだ、という程度である。今回、この評伝・評論を読んでみて、あらためて、読みなおしたいなと思った。

Posted by ブクログ

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