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ミステリー・オーバードーズ 光文社文庫
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ミステリー・オーバードーズ 光文社文庫

白井智之(著者)

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ミステリー・オーバードーズ 光文社文庫

814

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2023/11/14
JAN 9784334101183

ミステリー・オーバードーズ

¥814

商品レビュー

3.7

6件のお客様レビュー

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2024/06/26

”食”をテーマにした5つの短編集。と書くとお洒落な感じがするが、食べるものは人肉だったり吐瀉物だったり肛門から食べたり。「なんでこの設定でそういう展開を思い付くのか」謎の、いつも以上のエログロナンセンスな厭悪感満載の作品の数々ではあるが、「グルメ探偵が消えた」「隣の部屋の女」で見...

”食”をテーマにした5つの短編集。と書くとお洒落な感じがするが、食べるものは人肉だったり吐瀉物だったり肛門から食べたり。「なんでこの設定でそういう展開を思い付くのか」謎の、いつも以上のエログロナンセンスな厭悪感満載の作品の数々ではあるが、「グルメ探偵が消えた」「隣の部屋の女」で見せる俊逸な構成や展開、読ませる文章は、奇抜なテーマのせいで色物に思いがちな白井氏の圧倒的な才能があふれている。

Posted by ブクログ

2024/06/25

一応食がテーマの短編集で。口と肛門が逆になった世界に迷い込む『げろがげり、げりがげろ』、隣人が行方不明になり終始不穏な雰囲気が漂う『隣の部屋の女』、探偵たちが集まった館で殺人事件が起こるも、口にしたワインに混入された幻覚剤で事件が思わぬ方向に転がる『ディテクティブ・オーバードーズ...

一応食がテーマの短編集で。口と肛門が逆になった世界に迷い込む『げろがげり、げりがげろ』、隣人が行方不明になり終始不穏な雰囲気が漂う『隣の部屋の女』、探偵たちが集まった館で殺人事件が起こるも、口にしたワインに混入された幻覚剤で事件が思わぬ方向に転がる『ディテクティブ・オーバードーズ』など作者特有の狂った世界観に本格ミステリーが組み込まれていてどの作品も面白かった。

Posted by ブクログ

2024/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

毛色の違う短編集でお得!でもエレファントヘッドとか死体の汁を啜れと比べると弱い。それぞれで騙されたあと連作短編がつながる気持ちよさを知ってしまうと戻れない……。 ・グルメ探偵が消えた 想像を凄まじく超えた不穏なラスト。ナッツスムージーを喜ぶ母への感情が反転することになるとは……。罪を忘れた語り手の誠実さが残酷。 ・げろがげり、げりがげろ 読むまでカエルの鳴き声みたいな擬音語だと思ってた。流行りの異世界転生書いてみた、って感じなのか……??最悪の世界に妹を巻き込んだことを忘れそうなくらい綺麗なラストシーン。その後の地獄を考えると…… ・隣の部屋の女 何回騙されたらいいのか?若干フェアじゃない気はする。陰鬱。 ・ちびまんとジャンボ フナムシ。言葉通り復讐しに行っててつい笑ってしまった。感覚が狂う。 ・ディティクティブ・オーバードーズ 幻覚が証拠になる論理すごい。探偵それぞれのラリった記述も見どころ。最後に薬物援交JC探偵岡下いろり出してくるの要素が濃すぎて論理的消去法推理が薄れるレベル。この子で1冊書けたのでは?

Posted by ブクログ

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