商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2023/10/26 |
JAN | 9784065332436 |
- 書籍
- 児童書
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商品レビュー
3.9
9件のお客様レビュー
工藤純子さんにハマり中。校則について真剣に考え、行動を起こす中学生達の話。生徒たちが、ただ反発して校則を見直してほしいと主張しているわけではなく、周りの人の意見に耳を傾けながら、自分達の思いを伝えようと努力していく過程が良かった。
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校則をテーマに、生徒たちの奮闘、主人公の成長、人の心を動かすには?どんな策を練ったらいいのか、ページをめくる手が止まらなかった。楽しく読了できました。
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「ブラック校則」というものが世間で話題になってから少し時間が経ち、社会の注目度も下がってきているような気もします。 もちろん、それぞれの学校に個別の事情や歴史がありますから一概にパッと見た印象だけでその是非を論じることはできない部分もありますが、その校則で様々な規制を受ける生徒自...
「ブラック校則」というものが世間で話題になってから少し時間が経ち、社会の注目度も下がってきているような気もします。 もちろん、それぞれの学校に個別の事情や歴史がありますから一概にパッと見た印象だけでその是非を論じることはできない部分もありますが、その校則で様々な規制を受ける生徒自身がその校則の意義や必要性について考えることが必要だと思います。 指導する教員も「校則で決まっているから」という理由で、指導される生徒も「校則は守らなければならないから」という理由で、それぞれが思考を停止させて無批判に状況を受け入れてしまっている現状は、「それが社会の常識だから」「政府が決めたことだから」と社会の様々な事象を問題として捉えることなく漫然と生きることにもつながる、危険な行為だと思います。 校則が「悪」で、何が何でも改正したり撤廃したりしなければならないとは思いません。一見、不自然で不条理に思えるような規範であっても、それによって守られる人がいるのかもしれませんし、その規範を制定した拝啓には忘れてはならない過去や教訓が込められているのかもしれません。そういったことも含めて、きちんと当事者が考え、意見が異なる人と(対決ではなく)対話を繰り返す事、安易に多数決に流されるのではなく少数意見もきちんと汲むことなど、「校則」の在り方について考えることは、実社会に活かせる経験を得る貴重な機会でもあります。 YA文学として「エンタテインメント性」や「中学生でも活躍できるという爽快感」を含んでいますから、この作品の主人公たちはやや強引な手段を取って大人(教員)たちの裏をかくこともあって、もう少しきちんと根回しをしたほうが実際にはうまくゆくでしょう。そういった部分はさておき、彼らが自分自身の言葉で考え、自分事として校則に向き合っている姿は、多くの中学生の希望になるのではないかと思います。
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