商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 弦書房 |
発売年月日 | 2023/10/30 |
JAN | 9784863292772 |
- 書籍
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新聞からみた1918
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新聞からみた1918
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大正はどんな時代だったのかを、特に重要な出来事が多かった1918年の新聞から読み取る。維新の明治、激動の昭和の間のたった15年間という短い期間ゆえに、この2つの時代に比べてどうしても「つなぎ」感は否めない大正とは、どんな時代だったのか。 新聞から大正期を再考する本のため、全体的...
大正はどんな時代だったのかを、特に重要な出来事が多かった1918年の新聞から読み取る。維新の明治、激動の昭和の間のたった15年間という短い期間ゆえに、この2つの時代に比べてどうしても「つなぎ」感は否めない大正とは、どんな時代だったのか。 新聞から大正期を再考する本のため、全体的に暗い。シベリア出兵と、それも原因のひとつになった米騒動、政党政治の到来、言論封殺、関東大震災、スペインかぜ。明治・昭和間の短い期間に、次の時代に関わる重要事項が詰まっている。約百年後の現代でも教訓にすべき記録も。 「大正ロマン」という言葉も重要なキーワードのはずだが本書ではほぼ触れられていない。この時代の文化・世相に関する本もいつか読んでみたい。
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新聞を歴史史料とすることに関してはその真偽の点から批判もあるが、あえてその手法を用いて著者にとっての時代の転換点である1918年を描いたもの。よって、あくまでも新聞がどのように報じたのかを検証したものであり、必ずしも報道内容が「歴史的真実」とは限らない点に留意する必要がある。また...
新聞を歴史史料とすることに関してはその真偽の点から批判もあるが、あえてその手法を用いて著者にとっての時代の転換点である1918年を描いたもの。よって、あくまでも新聞がどのように報じたのかを検証したものであり、必ずしも報道内容が「歴史的真実」とは限らない点に留意する必要がある。また本書は「佐伯新聞」という大分の地方紙にフォーカスしている部分もあり、やや地域的な偏向も感じられるが、その時代の「空気感」のようなものは感じられる点が特徴的ではある。
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