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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2023/10/12 |
JAN | 9784396636524 |
- 書籍
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かさなりあう人へ
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かさなりあう人へ
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商品レビュー
3.1
18件のお客様レビュー
直木賞を受賞した「ほかならぬ人へ」と装丁が似てるなと思ったら、これは14年を経て書かれた姉妹編的な作品なんだそう。 夫と死別した志乃と自分の浮気でバツイチとなった勇が出会い、しだいに絆を深めていく。 前作では、それこそ『運命の相手』との出会いと悲しい別れを描いたど真ん中の恋愛...
直木賞を受賞した「ほかならぬ人へ」と装丁が似てるなと思ったら、これは14年を経て書かれた姉妹編的な作品なんだそう。 夫と死別した志乃と自分の浮気でバツイチとなった勇が出会い、しだいに絆を深めていく。 前作では、それこそ『運命の相手』との出会いと悲しい別れを描いたど真ん中の恋愛小説だったけど、こちらの主人公たちはすでに中高年にさしかかり、これまでに縁した複数の相手との過去を抱えて生きている。 タイトルの「かさなりあう」には複数の意味を持たせていると思われるが、失敗や後悔や忘れてしまいたいような出来事も含め、それら過去に関わった人たちがいるからこそ存在する今の自分を全面的に肯定しているように感じた。 志乃の義母の幸の自由な生き方や、高校生の智奈美のドライな聡明さなども今っぽい。 世の中がそうなってきたからなのか、恋愛をテーマにしたあらゆるコンテンツには、あんまり心を動かされなくなってきたけど、気持ちがかさなりあう、共鳴しあう相手と一緒に生活できる幸せって、きっと何にも替えられないのだろうなと思ったりした。
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のっけから?で始まるがその理由がすぐにわかる。 それぞれの家庭の事情やら、生き方やらが違う二人が文字通り「かさなり」融合していく。 冒頭以外に意外性は何もないけどじんわりとしみる小説です。
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自分の不倫が原因で妻と娘を失った50代男性が、新しい生活を始めた土地で美しい未亡人と出会う。 設定だけ聞くとあーはいはいって感じなのだが、どうして白石一文の作品はこんなに惹き込まれるのか・・・ 今までかさなりあってきた人たちによって今の自分が形成されているというのはわかる 勇...
自分の不倫が原因で妻と娘を失った50代男性が、新しい生活を始めた土地で美しい未亡人と出会う。 設定だけ聞くとあーはいはいって感じなのだが、どうして白石一文の作品はこんなに惹き込まれるのか・・・ 今までかさなりあってきた人たちによって今の自分が形成されているというのはわかる 勇の娘がとてもいい子だった 「かあさん、彼女は僕と結婚したって幸せにはなれないんだ」 「じゃあ、あんた以外の一体誰と結婚したら、マリアは幸福になるんだい?」 「たぶん、そんな相手は、この世界のどこを捜したって見つからないんだよ」
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