![「よく見る人」と「よく聴く人」 共生のためのコミュニケーション手法 岩波ジュニア新書975](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/002014/0020144986LL.jpg)
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「よく見る人」と「よく聴く人」 共生のためのコミュニケーション手法 岩波ジュニア新書975
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2023/09/22 |
JAN | 9784005009756 |
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「よく見る人」と「よく聴く人」
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「よく見る人」と「よく聴く人」
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
先月、大阪の民博で開催された、現代の吟遊詩人たちの特別展を見てきた。 (私は大阪千里の民族博物館が好き。子ども時代は無感想でしたが、大人になった今はとても好きで、もっと近所にいたら年パス持って講座もバンバンとっていただろうと思うし、千葉の佐倉にある民俗博物館も大好き。民博違いだけ...
先月、大阪の民博で開催された、現代の吟遊詩人たちの特別展を見てきた。 (私は大阪千里の民族博物館が好き。子ども時代は無感想でしたが、大人になった今はとても好きで、もっと近所にいたら年パス持って講座もバンバンとっていただろうと思うし、千葉の佐倉にある民俗博物館も大好き。民博違いだけど、どっちも好きな施設) その中で漂泊する日本の吟遊詩人たる、琵琶法師や瞽女の展示が面白く興味を惹かれた。 展示の中に自身も視覚障害を持つ民博の先生のドキュメンタリー映像があり、そういう繋がりからこの研究がなされて特別展に繋がったのだなあとわかった。 そして失礼ながら、そういう立場の方がここに勤めておられるのか、と驚いて印象に残った。 数週間後、図書館で中高生用の本をパラパラ見ている中に本書があり、不思議なタイトルに点字入りの表紙、面白そうだなと手に取ると、まさにその民博の先生の共著ではないか。 縁がある。すぐに借りて読んでみた。 本書は現在、民博で仕事をしておられる、視覚障害のある広瀬さんと、もうお一人は聴覚障害のある相良さんの共著。 そのお二人は同時に会話するのも難しい位相の立場なのだけど、アイデアもバイタリティも素晴らしく、彼らの人生を見せることは中高生におおいにエールを送ることになりそう。 お二人の経歴が交互に語られ、現在の職につくまで、そしてその中での大変さとやりがいから、日々の生活の様子などを話し合う対談で締め括られている。 広瀬さんの様子を見て、ポジティブシンキングに頭の良さ、これは福島智さんに似ているなあと思ったら、学校の先輩だそう。 まあ界隈の世界はあまり広くないのは想像がつくけどw 一方の聴覚障害の世界では、私の身内にも聴覚障害者がいるので、頷けることばかりだった。 聾学校で長く手話が禁じられていたことなど、今では無かったことにされてますよね。 手話はコミュニケーションのもの、聴覚障害者はその人たちだけで集まってスポーツや同好会、旅行ができるが、視覚障害者は移動の困難があるので晴眼者ゼロの集団のイベントは難しいという話にも納得。 個人的には、若い読者には、お二人とも、言語獲得がすでになされた年齢での障害=中途障害であることも留意されたしと思う。 しかしまあ、タイトルがうまい。
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2024.8.31 45 よかった。5-1=6 体が持つあらゆる感覚で世界を捉える。 伊藤亜紗さんの本も思い出した。 全てが経験。飛び込む。難しいことに挑戦のマインド
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「よく見る人」である相良さんと「よく聴く人」である広瀬さんが交互に自分の人生を振り返り、異文化を伝える一冊。 彼らは助けてあげる人ではなく違う文化をともにする人なのだと捉え直すことができた。 お二人は自分の(障害特性ゆえに)できないことや、現代社会における不十分な部分を指摘しつつ...
「よく見る人」である相良さんと「よく聴く人」である広瀬さんが交互に自分の人生を振り返り、異文化を伝える一冊。 彼らは助けてあげる人ではなく違う文化をともにする人なのだと捉え直すことができた。 お二人は自分の(障害特性ゆえに)できないことや、現代社会における不十分な部分を指摘しつつ、不便益として楽しくつきあっている。 副題に共生とあるように異文化について触れたい人にすすめたい。 私にも特性や軽度の障害があるが、工夫をしつつ楽しく生きているので「頑張っている人」や「特別な人」ではなく「困りごとはありつつも人生を謳歌している人」として捉え直されていたのがすごく嬉しかった。
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