商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2023/09/15 |
JAN | 9784003123218 |
- 書籍
- 文庫
左川ちか詩集
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左川ちか詩集
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
りんごは赤くて丸い果実に決まっている、と思って見渡す現実よりも、置いた場所によって変わる色合い、実は赤くなかったり、切らなきゃどんな中身なのか分からない。 周りの自然現象や、自分の感情を楽しく、空想的に捉えても良いのだなと、読んでいて嬉しく思いました。 若くて瑞々しい感性に惹かれ...
りんごは赤くて丸い果実に決まっている、と思って見渡す現実よりも、置いた場所によって変わる色合い、実は赤くなかったり、切らなきゃどんな中身なのか分からない。 周りの自然現象や、自分の感情を楽しく、空想的に捉えても良いのだなと、読んでいて嬉しく思いました。 若くて瑞々しい感性に惹かれます。 ちかさんは早くに旅立ってしまったけど、遺された詩が彼女自身で、昔の女性の、今より役割や、らしさが重視されていただろう中で、本当の自分はこうなんだ、と生き生き語っているような詩が魅力的です。 最後の方に記載されている小文は、特にこれからも大事に読んでいきたいと思いました。 難しい時もあるけど、余白を感じる心を大事にできたら良いなと思いました。 景色、物事、感情など、身の回りにあるものを直線的に伸ばしてみたり、平行線や垂直線を引いて拡げて見るような感覚の世界。 そんな風に、少し視野を広げて読書したり、生きていけたらなぁ、と思います。 完成された世界よりも、たとえ破綻していても将来性を感じるものの方に魅力を感じるという意見に勇気づけられました。
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左川ちかは、若くして亡くなった昭和初期の詩人。静と動、寒と暖を併せ持った言葉を生み出す人だと感じた。圧倒された。
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