商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2023/09/06 |
JAN | 9784309419916 |
- 書籍
- 文庫
末裔
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商品レビュー
4
3件のお客様レビュー
主人公のおじさんの心の声がどこまでもおじさんで好き。 なつこい会社の女の子とかかわいいホテルの受付の子に勝手にその気になるところとか、人生に対して感傷的になるけれどそれを認められないところとか、いやに現実味があっておもしろいし、それが物語全体の不思議な流れを現実に繋ぎ止める役割も...
主人公のおじさんの心の声がどこまでもおじさんで好き。 なつこい会社の女の子とかかわいいホテルの受付の子に勝手にその気になるところとか、人生に対して感傷的になるけれどそれを認められないところとか、いやに現実味があっておもしろいし、それが物語全体の不思議な流れを現実に繋ぎ止める役割も果たしているのが味わい深い。
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絲山秋子作品が読みたいなあと思って手を取るとなんか違ったなとなる。いまの私にとってはそれほど重要じゃないというか、できればまだ目を背けておきたい話。だからそんなに好きじゃなかった。でもラストの収束と発散はやっぱり絲山秋子なんだなあ。
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大家族から一人暮らしになった定年間近の男。ある日突然、自宅の一軒家に入れなくなる。 あって当然だった自宅に入れなくなったことで、今まで目に入っていなかった世界に気づき、今までの自分を振り返るきっかけに。家族のために働いてきたと思っていたのに、単に自分の考えややりたいことを深く考え...
大家族から一人暮らしになった定年間近の男。ある日突然、自宅の一軒家に入れなくなる。 あって当然だった自宅に入れなくなったことで、今まで目に入っていなかった世界に気づき、今までの自分を振り返るきっかけに。家族のために働いてきたと思っていたのに、単に自分の考えややりたいことを深く考えることもせず淡々と過ごしていただけだった。 家を閉め出されたことで、いろいろなことに気づいていく。 広い一軒家に1人になったことで、亡くなった身内のことばかり気にしていたけれど、もっと「今生きているもの」に目をむけ、楽しく生きていこうと決意する。
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