商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新曜社 |
発売年月日 | 2023/08/25 |
JAN | 9784788518216 |
- 書籍
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神、人を喰う 新装版
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神、人を喰う 新装版
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商品レビュー
3
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本の中では人身御供があったのかは現代では推察する事しかできないことが書かれていた。 今よりもずっと「安心」が欲しかった時代。飢え等による死がずっと近くて、明日がどうなるかもわからない状況。目に見えぬが偉大な「神様」が味方になってくれたらどんなに心強かっただろう。飢餓の時にやむなく人を食べたと証言したという記述もある為、「安心」の為にも人身御供=人食は行われていたのでは無いだろうか、と空想する。 「村」の中or外の人が持つ呪術的な力(意味)とはなんだろう。目的により分けていただろうことは書かれていたが、その時の民俗の観念ではどのような意味があったのか気になる。 生贄で捧げられたとされるヒトは女か子どもだった。女の人の持つとされる呪術的力、童子が持つとされる呪術的な力が神の力になるとされたんだろうか。 いろいろと気になる事があった。
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「生贄と人身御供」の研究書です。 この分野の日本の研究は「日本人はそんなことはしない」と民族を美化して否定するか、文化人類学のように論理的に「これは内なる暴力を封じる手立てなのだ」と生々しさを排除してしまう。 そうした「毒抜き」をせず、学者でさえ目をそらすショッキングな行為を見...
「生贄と人身御供」の研究書です。 この分野の日本の研究は「日本人はそんなことはしない」と民族を美化して否定するか、文化人類学のように論理的に「これは内なる暴力を封じる手立てなのだ」と生々しさを排除してしまう。 そうした「毒抜き」をせず、学者でさえ目をそらすショッキングな行為を見つめようという試みをしていきます。 他の方法を否定するのではなく、それもまた「生け贄と人身御供」にたいする姿勢、現代の姿勢として受け入れ、「毒」を見つめる。 じつをいえばこの本自体読んでいっても生々しさはありません。 その理由は、検討する祭り、人間の生け贄を捧げていたとされる神事が本当にはそんなことをしていないだろうとわかるからなのが大きいと思います。 恐ろしい事実はそこには無かった、となるからです。 でも研究としては、そんなことはしてこなかったのにしていたと言うのはなぜかがわかるので失敗では無く成功なのです。 それが無くても有用であるというのは研究方法としておもpしろいと思いました。
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タイトルに惹かれて。 人身御供と人柱は、似ているようで異なるそう。 人身御供は、犠牲になる者が「神の食べ物」となる。 人柱はそうではない。 参考文献もとても興味深かった。
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