商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 山と溪谷社 |
発売年月日 | 2023/08/08 |
JAN | 9784635049757 |
- 書籍
- 文庫
養老先生と虫
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養老先生と虫
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
養老孟司のこういうところが好きだなーと改めて思った。彼の思考も言動も共感できるし尊敬する一方で、子供みたいで微笑ましくもあるところがなんとも言えず人間として魅力的な方だと思う。 いわゆる科学者である先生が、理屈ではないんだ、と言っていることに安心感を覚える。コスパやタイパを追い求...
養老孟司のこういうところが好きだなーと改めて思った。彼の思考も言動も共感できるし尊敬する一方で、子供みたいで微笑ましくもあるところがなんとも言えず人間として魅力的な方だと思う。 いわゆる科学者である先生が、理屈ではないんだ、と言っていることに安心感を覚える。コスパやタイパを追い求める世の中への違和感や嫌悪感を抱えている自分のような人は多分大勢いると思うが、そういう人々に養老先生のような姿勢や思考は支持され歓迎されるだろう。
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アシナガバチに刺された養老先生の横で、アシナガバチの巣から、ハチノコを食べるラオスの人。日本人から見ると奇異に映るが、ラオスの人にとっては、それが日常なのだろう。
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虫好きで有名な養老さんのエッセイ。語り口から人柄が伝わってくる。そもそも虫に対峙したいのに、その時間を奪って執筆させることへの反感が微笑ましい。豊富な写真が収められていて、虫の不思議さやイメージを補ってくれる。虫好きの同好の士とのラオスでの採集の旅は現場を彷彿とさせる。藪から棒、...
虫好きで有名な養老さんのエッセイ。語り口から人柄が伝わってくる。そもそも虫に対峙したいのに、その時間を奪って執筆させることへの反感が微笑ましい。豊富な写真が収められていて、虫の不思議さやイメージを補ってくれる。虫好きの同好の士とのラオスでの採集の旅は現場を彷彿とさせる。藪から棒、ではないが、虫探しで藪をたたき、アシナガバチに刺された事件も、災難ではあるが、現地の人が巣の中にいる子を食べてしまうくだりには呆気に取られ、驚かされてしまう。現代は、何事にも理由を求めがちだが、理由がないものやその行為に価値観を与える考え方に、養老さんらしさがよく出ている。
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