商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/08/12 |
JAN | 9784047376472 |
- コミック
- KADOKAWA
珍獣のお医者さん(1)
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珍獣のお医者さん(1)
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商品レビュー
4.8
6件のお客様レビュー
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エキゾチックアニマルとは、犬猫以外の全ての動物を指す獣医学用語。 犬猫病院に就職したものの、犬アレルギーを発症し、様々なミスを連発し首になった神無の再就職先は、エキゾチックアニマルの専門の月光動物病院。 第1話は、月光院長と看護師の星さん2人が、火事に巻き込まれて運び込まれた亀の処置をするのに巻き込まれるようにあたふたしながら手伝う⁇神無。 第2話、エキゾに慣れるべく、自分ができることをと餌を食べないレオパの様子をよく見たり、在庫整理で薬や備品の無駄をなくそうとしたり、コオロギの餌を繁殖されたりと…たまにはドジすることも。 第3話、保定8割、手技2割というくらいに保定は重要。とにかく慣れること、噛まれながら上手くなるものだと言うけれど… 月光院長のノートを見せてもらってから、たくさん練習し、たくさん真似して自分のやり方を確立していく。 第4話、カワサキニンジャ650のバイクに跨った月光院長は、神無を後ろに乗せて往診へ。 そこには、NPO法人で爬虫類の世話をしている山田さんがいてワニのリリアンの目を見ることに。 ワニの保定にびびってしまう神無。 月光院長は怖くないんですか?に怖いですよ。それも大事な感情ですが、やっぱり治したいと思うんです。エキゾを売る人も買う人も飼う人も捨てる人もいるけど治せる人は多くない。楽しいですよ治すことは。 なんとめっちゃカッコイイじゃないですか。 第5話、ウサギの初診に来た稲葉さんは筋肉ムキムキなのに可愛いもの好きで観察力と記録が凄いのである。 ウサギは繊細なボディを持つので診察にも注意が必要。 つきっきりで撫でたり看病したりが逆にストレスとなることも…で稲葉さん凄く落ち込む。 看護師の星さんがとても感じよく稲葉さんを勇気づけてフォローする。 飼い主が気付いて初めて治療ができるってこと。 病院に来てくれてありがとう!と言う星さんの笑顔サイコー。 エキゾチックアニマルなど考えられなかったが、何故か興味が湧いてきた。 たぶん飼うことはないと思うけど…。
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※このレビューにはネタバレを含みます
これは、良い獣医系漫画だ。あくまで、個人的な印象ではあるが、インパクトで言えば、今、週刊少年サンデーで連載中の『ラストカルテ-法獣医学 当麻健匠の記憶-』に決して、負けちゃいない。 二宮先生は、「いやいや、そんな事はない」と言いそうだが、少なくとも、私の中では、そうなので、納得してもらうしかないな、こればっかりは。 行きつけの書店で一冊だけ残ってくれていたのは、本当に運が良かった。一漫画読みとしては、発売して、すぐに手に入れ、読んで、感想を書きたかった、と二宮先生には申し訳なさを感じてしまうくらい。 まぁ、私がここまでグッと来るのは、エキゾチックアニマルが結構、好きってのもある。 犬、猫などの解り易い可愛い系の動物も好きだが、動物園やペットショップに行った際、私は真っ先に爬虫類や両生類のコーナーに行き、2、30分は蛇や蜥蜴、蛙を、ストレスを感じさせないように気を付けながら眺めてしまう。大きめのイベント会場などで、エキゾチックアニマルの販売会的な事が催されたら、どうにか、休みを捥ぎ取って訪れてもいる。 しかし、そんな私だが、残念ながら、エキゾチックアニマルを飼育してはいない。 飼いたいって気持ちは、かなり大きい。しかし、生き物を飼うってのは、相応の責任が伴い、金銭を必要とする。好きだからって理由だけでは、本来、生き物を安易に飼ってはいけないのだ。 しかも、この作品でも言われているが、エキゾチックアニマルは診れる医者が、まだ、多くない。私の無知や油断ゆえに、可愛いペットに何かがあった時、適切な治療をしてくれる医者が近場にいない状況では、やはり、飼えない。 そんな「飼いたい」と「飼えない」でモヤモヤしている私だから、余計に、この『珍獣のお医者さん』を面白く感じたのだろう。主人公である神無が特別な才能や技能を持ち合わせておらず、エキゾチックアニマル診療のど素人から獣医としてスタートし、一歩ずつ、月光先生などの、この道を歩む覚悟有る先達たちからの指導を受けながら、成長していくってストーリーもまた、刺さる。 言葉を喋れぬ犬や猫の治療ですら手を焼くのだから、表情やリアクションがもっと判り辛い爬虫類などは、もっと大変だ。それでも、彼らと共に生きる覚悟と惜しみない愛情を持つ飼い主さんがSOSを出す限り、エキゾチックアニマル専門の獣医は、決して、諦めずに、最大の効果を齎せる治療を考え、試し、治していく、その姿は実にカッコいいものだ。 この台詞を引用に選んだのは、月光先生の魅力っつーか、彼女がエキゾ獣医として積み重ねてきた努力を感じ取れるものだったので。 着地点はそこなの、とツッコみたくなるかもだが、よくよく考えれば、何事もそうだよなぁ、と納得は出来る。 何度も何度も失敗と挫折を繰り返しても諦めず、基本に忠実に努力を続けるからこそ、この結論に達せて、改善点が見え、自分だけのスタイルを確立できるようになるんじゃないだろうか。 私も、そうありたいものだ。 「私も保定が苦手でした。犬猫の病院でも、エキゾの病院でも上手くいかず、怒られても、何がどう悪いのか、わからないので、記録を作り、失敗の原因を探り、少しずつ上達して、わかったことは、“慣れるしかない”」(by月光先生) この月光先生の台詞も、落ち着いた見た目と雰囲気の彼女が内に秘めている、獣医師としての覚悟や決意、信念をひっくるめた熱を感じ取れるもので、実に印象深かったですね。 世の中の獣医が、彼女みたいに、真っ直ぐで熱い者ばかりなら、悲しい事にはならないんですかねぇ。 まぁ、獣医云々の前に、動物の命で悪い金の儲け方をしているクソがいるのが問題なのか、そもそも。 「月光院長は、怖くないんですか、怪我じゃ済まないかもって・・・」 「怖いですよ、私も。それも大事な感情ですが、やっぱり、治したい、と思うんです。エキゾを売る人も、買う人も、飼う人も、捨てる人もいるけど、治せる人は多くない。楽しいですよ、治すことは」(by神無望、月光先生)
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エキゾチックアニマルに特化した獣医さんのマンガ!爬虫類を始め動物好きにはたまらなく、また診てもらえる場所も少ないのでありがたいと思いながら読了。新人主人公くんのドタバタ感も成長を応援したくなり、慣れない仕事を頑張っている人にも共感できるかも。獣医を目指す人にはとてもオススメ。
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