商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2023/08/03 |
JAN | 9784794226723 |
- 書籍
- 文庫
砂と人類
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砂と人類
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
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意外に面白かった。 そこら中にあって全く無価値に思われている「砂」。現代社会の基盤はほぼ砂に頼っている。コンクリートは建物や道路を作り、アスファルトも道路を作る。ガラスは窓ガラスやレンズ、シリコンチップも砂からできている。最近ではシェールガス・オイル採掘のためのフラッキングには用いられている他、埋め立てのためにも使われるしビーチの維持・造成(養浜という言葉があることを初めて知った)にも欠かせない。 しかし、主にコンクリート製の建築物の多さにより、人類は手頃に入手できる砂を使い尽くしつつある。河川にはダムが作られており、上流からの砂の供給はほぼ止まっている。きちんと処理せずに海砂を使い、鉄筋が錆びてもろくなった建物の話も多い。 ・地上の砂粒の70%を占めるのは石英(シリカ:SiO2)。SiもOも地球上で最もありふれた元素なので、石英は最もありふれた鉱物となっている ・砂漠の砂はまるすぎて互いにしっかりくっつかないためコンクリートの骨材としては使えない。
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人類がありとあらゆる資源をむさぼり尽くしていることを再認識した。自分自身もその結果としての恩恵を受けている。異常気象も環境破壊も絶滅する動植物が増えるのも結局、人類が生まれてしまったから起きていることなのだろう。
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