商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2023/07/28 |
JAN | 9784488003982 |
- 書籍
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海賊たちは黄金を目指す
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海賊たちは黄金を目指す
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
17世紀に活躍(?)したバッカニア海賊団のうち、7名の航海記を元に書かれたノンフィクション海賊ストーリー 某有名海賊漫画で度々出てくる、政府公認の7つの海賊組織なんなの…?海賊なのに公式?とか思っていたが、結構遠からずで当時のイギリスの海軍事力を補完するような役割を担っていたらし...
17世紀に活躍(?)したバッカニア海賊団のうち、7名の航海記を元に書かれたノンフィクション海賊ストーリー 某有名海賊漫画で度々出てくる、政府公認の7つの海賊組織なんなの…?海賊なのに公式?とか思っていたが、結構遠からずで当時のイギリスの海軍事力を補完するような役割を担っていたらしい。 荒くれ者の集まりなので略奪や内紛シーンが多くありつつ、意外と民主主義的な部分や一般的な倫理観を持った一団だったんだと、面白かった。
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17世紀の日誌を元に再構成した、海賊たちの日々。 生活の全般を描いたのではなく、本当にその特定の航海を七人の海賊の航海日誌から語っており実に興味深い。 海賊本人が書いていることから、不都合なことを省いて色々誇張、美化もある前提であり、肉付けも薄いがその分生々しい部分もある。 意...
17世紀の日誌を元に再構成した、海賊たちの日々。 生活の全般を描いたのではなく、本当にその特定の航海を七人の海賊の航海日誌から語っており実に興味深い。 海賊本人が書いていることから、不都合なことを省いて色々誇張、美化もある前提であり、肉付けも薄いがその分生々しい部分もある。 意外に民主主義的であったり、無駄な殺人は嫌悪したり、勇猛に戦ったりするが、所詮は違法行為。 しかしというか、この時代にある程度以上の収入を得ようとしたら、一部の大資産家、事業家になるのか、その富を奪うのか、どちらかになるくらい生産性が低かったのかなと思うところもあり。 良書。
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イギリスの海賊バッカニアの物語。海賊達の日誌や記録をベースにしたノンフィクション。海賊といえば、よく映画に登場する荒くれ者で金銀などの財宝に目がくらみ 残虐行為も辞さない恐ろしい人達というイメージがあった。当然、世間のルールは無視、一般社会とはかけ離れ、上下関係の厳しい世界を想像...
イギリスの海賊バッカニアの物語。海賊達の日誌や記録をベースにしたノンフィクション。海賊といえば、よく映画に登場する荒くれ者で金銀などの財宝に目がくらみ 残虐行為も辞さない恐ろしい人達というイメージがあった。当然、世間のルールは無視、一般社会とはかけ離れ、上下関係の厳しい世界を想像していたが、重要な決め事は多数決、指導者は選挙で決める民主主義的な世界だったようだ。逆に掟を破ると追放されるし、船という狭い世界においては逃げ場がないので、それは当然の帰結だったのかもしれない。また航海は必ず記録を取り、各人が航海日誌をつけていた。海賊の中には、医者がいたり、博物学に詳しい人物(ウィリアムダンピア)もいた。数世紀後の私達が、この航海を辿ることができるのも彼らの記録があったおかげだ。 この本では、ウィリアムダンピア等数名の経歴、海賊になった経緯、カリブ海からパナマ、ペルー周辺の海賊活動、ライバル国スペインとの戦い、その後の逃避行、南アメリカ南端を回ってカリブ海諸島に到達し、本国へ帰還するまでの状況を細かく紹介しており、大変面白く読めた。 著者は数名の航海日誌を相互参照し、彼等の行動や考えを詳細に検証して、多少の推測も含めているが、大変信憑性の高いノンフィクションとなっている。強大なスペインに立ち向かうイギリス海賊も、スペインとイギリスが友好関係を結ぶと立場が微妙になる。海賊たちのその後の人生もいろいろ。自分の航海日誌を元に本を出版した ウィリアムダンピアは、合計3回も世界就航し、何度も危機に会いながらも生還して博物学にも大きく貢献。彼は海賊という カテゴリーを大きく超越した人物だった。 彼の波乱の人生を見ると、幸運な人物というのはこういう人のことを言うのだろうと思った。とにかく面白い本で翻訳も大変読みやすかった。
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