- 新品
- 書籍
- 文庫
政治学(下) 光文社古典新訳文庫
1,540円
獲得ポイント14P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2023/07/12 |
JAN | 9784334754839 |
- 書籍
- 文庫
政治学(下)
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
政治学(下)
¥1,540
在庫なし
商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
政治学の下巻。まずは現実的な国制の話をする、上巻の続きから。 内乱などによって国制が変化したり消滅に至る要因はなんなのか、国制の種類ごとに分析し、長続きする国制を作るにはどのようにすべきかを考察していく。 そして満を持して純粋に理想的な国制とはどんなものかという話になる。個人の幸福をなす、徳を実践していく生き方を国制にも類似的に当てはめ、有閑的な平和を最大の目的として検討する。理想的な人口・国土・地形、市民の職業、子育てなどを論じた後、国造りの根幹をなす教育について詰めていくのだが、音楽について論じる途中で突然終わってしまって驚いた。上巻でも下巻でも「後に論じる」としてそのままになっている箇所がいくつもあったので、何かしらの続きが(実際に?アリストテレスの頭の中に?)あったのだろうが…。 図書館の返却期限があったので駆け足で読んできたが、訳がとても自然で注や解説も充実していたので分かりやすかったと思う。プラトンのような壮大さはないが、実際の国制の話から始めつつ「個人の幸福=徳を発揮する生き方」を一貫した軸にして理想の国制論まで論じていく美しさは感じることができた気がする。ようやく主要なアリストテレスの作品を読み終わったので、今後は必要に応じて読み返していきたい。
Posted by
時代的なものを除外しても、よく体系的にまとまっていることに驚いた。人々の幸せにいかに政治が関わっていくか。一部、人権の面で、現代では不適切な部分もあるが、そこも含めて勉強になった。
Posted by
翻訳の出来を云々できるレベルにはないが、分かりにくいところを補ってくれたり、指示代名詞を丁寧に訳し直してくれているのか、文章として意味を取りやすく、最後まで読み進めることができた。 この重要古典を通読できたことに達成感を感じた次第。
Posted by