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安倍晴明の一千年 「晴明現象」を読む 法蔵館文庫
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安倍晴明の一千年 「晴明現象」を読む 法蔵館文庫

田中貴子(著者)

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安倍晴明の一千年 「晴明現象」を読む 法蔵館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法藏館
発売年月日 2023/07/07
JAN 9784831826510

安倍晴明の一千年

¥1,320

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

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2024/02/24

安倍晴明のイメージはどのように生まれたのか。歴史的事実から説話、講談、現代の小説や漫画までを分かりやすく取り上げている。どのように今の晴明イメージが作られたのか、興味深く読んだ。これらを踏まえて、今のアニメを観るのもまた楽しい。

Posted by ブクログ

2023/07/12

 90年代、夢枕獏の『陰陽師』や岡野玲子のマンガ版『陰陽師』により晴明ブームが起こった。そこでは晴明は美形で、強大な敵を相手にダイナミックな呪法合戦を繰り広げる。しかし実際は…。  ただ本書では、史実と虚構の違いを云々するということではなく、今に至る「晴明現象」を分析することを目...

 90年代、夢枕獏の『陰陽師』や岡野玲子のマンガ版『陰陽師』により晴明ブームが起こった。そこでは晴明は美形で、強大な敵を相手にダイナミックな呪法合戦を繰り広げる。しかし実際は…。  ただ本書では、史実と虚構の違いを云々するということではなく、今に至る「晴明現象」を分析することを目標としているとのこと。  晴明が着目された一度目は、晴明没後1世紀の院政期に、『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』に登場したとき。末法の世、人心が不安定なとき、人々が都の危機を救うスーパースターを求めたのではないかと著者は推察する。  二度目は、17世紀、晴明は狐の子とする、いわゆる葛の葉伝説が現れたときとされる。  これらのほか、陰陽師の実際の役割や、清少納言、紫式部の書いたものにどのように陰陽師が取り上げられているかなど、また近代・現代文学における晴明イメージの変転などが説明される。  部分、部分としては面白いのだが、残念ながら安倍晴明についてあまり興味がないので、最後はフーンという感じで終わってしまった。

Posted by ブクログ

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