商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2023/07/06 |
| JAN | 9784309419732 |
- 書籍
- 文庫
返らぬ日
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返らぬ日
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商品レビュー
4
11件のお客様レビュー
当時の女学生たちの親密な関係を描いた短編集は、古風な語り口と叙情的な文体が特徴です。1922年から1928年に発表された作品群は、少女たちの寮生活や離別を通じて、彼女たちの心の葛藤や愛情の深さを見事に表現しています。特に「返らぬ日」や「裏切り者」では、その切なさが際立ち、心に響く瞬間が描かれています。また、「七彩物語」や「五月と桐の花」では、短いながらも美しい情景や感情が生き生きと描かれ、読者に強い印象を残します。同性を愛することの純粋さや、少女期の終わりを受け入れる姿勢が、当時の社会の中でどのように表現されていたのかを知ることができる作品です。解説も的確で、作品をより深く味わう手助けとなります。全体として、ノスタルジーに満ちたこの短編集は、少女たちの愛の力強さとひたむきさを感じさせる魅力的な一冊です。
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好きならその人の選択を応援してあげようみたいな感じあるけど、お互いがお互いを想ってたらこうなっちゃうよな〜…と。彌生の遠くから祈ってますは本当に祈っていそう。いっぱいいっぱい考えるもんね。おそろいの黒子いいな。鏡を見る度にお互いを思い出すんだ。 解説が斜線堂有紀で嬉しかった。
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1922年から1928年に発表された短編集。 当時の女学生たちの親密な関係(いわゆるS)を描き、古風な語りを交えた叙情的な文体が印象的です。 返らぬ日(昭和2年) 少女たちの寮生活、そして離別。 お互いに惹かれ、必要としていることを知りながらも、当時の女性の生き方へと回収されて...
1922年から1928年に発表された短編集。 当時の女学生たちの親密な関係(いわゆるS)を描き、古風な語りを交えた叙情的な文体が印象的です。 返らぬ日(昭和2年) 少女たちの寮生活、そして離別。 お互いに惹かれ、必要としていることを知りながらも、当時の女性の生き方へと回収されていく。 大正の終わりのノスタルジー。 寮という空間そのものが、現実には限られた層にしか許されない、庶民女性にとっての憧れの形でもあったのではと思う。 七彩物語(昭和2年) 六人の麗しの君を六彩で表し、なお七人目をほのめかす。 裏切り者(昭和2年) 女学校の少女たちの、規範からの小さな逸脱。 日曜病(昭和3年) 友人の少女の頭文字に隠してSを何度も謳う まだそんな時代 五月と桐の花(大正14年) さすが大正、通学に編み上げのブーツ。ハイカラな女学生像。 讃涙頌(昭和3年) 女学校の卒業式。少女期の終わりと、その先の生への移行を受け止める涙。 同性を愛する幸い(大正12年) 少女同士の精神的な結びつきを「幸い」として捉え、その純粋さと安らぎを語る。 解説は 斜線堂有紀さん “これは、百合がまだ徒花として咲いていた頃の傑作少女小説である。”書き出しから洒落ている。 気をつけたいのは、各短編に対する解説があまりにも的確なこと。読むなら、先に本編を味わってからが良さそう。 さすがに私もリアルタイムで 吉屋信子 を読んでいません。その影響を受けた作家たちの作品を読んできたわけです。 お若い斜線堂さんは、影響を受けた作家さんを読んだ作家さんを通してここに至っているのかもしれない。 それでも、こうして原点へと遡りたくなりますね。
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文章が古風なのに読みやすい不思議。そして描かれる少女たちの感情や情景が本当に綺麗で震える。 表題作『返らぬ日』はタイトル的に別れる日が来るんだろうなと思ってたけど、結末は案の定切なかった。二人の過ごした季節が色褪せないことを祈りたい。 昔の女の人って学校を出たら基本嫁がなければならないから、叶えたい夢や本当に愛してる人がいたとしてもままならないのしんどい。 あと解説が斜線堂先生なの知らなくてとてもテンションあがりました。
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