怪談売買所 あなたの怖い体験、百円で買い取ります

宇津呂鹿太郎(著者), sakiyama(絵)

• 販売会社／発売会社: ライツ社
• 発売年月日: 2023/07/02
• JAN: 9784909044464

商品レビュー

2024/05/12

児童書ですが、大人が読んでも面白かった
1話100円、ちゃんと請求されましたw
怪談売買所の世界に入り込む感覚になってしまいました
『あの家にはひみつがある』が1番好きかな

2023/09/20

実話怪談13話。

小学校中学年〜、文字も大きめでふりがなつきなので読みやすい。
子どもも怖がらずに読めるのかなぁと思ってしまうほど。
変に怖がらすのではなくて、尋ねて来た人によって語られる不思議な経験談。
年齢、性別さまざまでな人が語る内容も実際あったことだとわかるほどの生々しさが伝わってくる。
解説によってそれが何かが判るのがすっきりする。

以下の3話が特に怖く感じた。

○学校の七不思議を検証してみた
解説　異郷訪問譚

○人外魔境
解説　山中異界

○漢字ドリル
解説　自動書記と言霊

2023/08/22

宇津呂氏が所長である怪談事務所の登録怪談師に応募し面接をしていただいた。
応募動機は子どもたちの読み聞かせで怖い昔話で逃げられてしまうことがあるので、語りの怖さがどこからくるものなのか知りたかったからだ。
面接時にいろいろなお話を伺い、改めて怪談を含めた語りに求められるものは何か？聞き書き、オーラルヒストリーについて考えるに至った。

この本は、宇津呂氏が数百聞き取りをしてきたという中からの選りすぐりであり、各話に系統分類に類するコラムが添えられている。児童書ながら大人にも面白い構成。ただ不思議で怖いだけじゃない、深い怪談売買所の実店舗にも、是非足をお運びください。