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言葉はいのちを救えるか? 生と死、ケアの現場から
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言葉はいのちを救えるか? 生と死、ケアの現場から

岩永直子(著者)

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言葉はいのちを救えるか? 生と死、ケアの現場から

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 晶文社
発売年月日 2023/06/26
JAN 9784794973665

言葉はいのちを救えるか?

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商品レビュー

4.5

5件のお客様レビュー

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2024/11/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

正直最初は色々な苦悩を抱えて生きてる人、障害やがん、うつ病などそんな人生を生きてる人たちの物語だと思った。 結論みんな色々あるけど、その物語に答えなどなく生きてるという事実を書いた本だと。 考えさせられることはあるが、結局前向きに生きていてそれを書いた本だと。 ただ最後、遺伝性のがんを患って、精神的な疾患もある山崎さんとの出会いで一変する。自殺してしまうのだ。 本のタイトルの通り言葉で命を救うことの難しさが描かれていると思った。 最後に後ろ向きでしかいられない物語もあるというのがとても印象的だった。 世間からは苦難を乗り越えた物語。 そこには神様から与えられた試練に乗り越えられないものはないという信条。 こういうことを言ってくれることを人は望んでいる。だけどそうはなれない、必ずしもある必要はないと肯定してくれるのが人を救うこともあると思った。 混沌を生きる、そんな瞬間瞬間が人生にあっても良い。それを乗り越えるとかそういうことを考えずにただそれを受け入れて生きる。そんなことを思えた本だなと思った。 人は他人にわかってもらえないと嘆くが自分の状況や自分の思いを自分が受け入れることも必要なことと思った。

Posted by ブクログ

2024/07/31

2024.7.31市立図書館 2017〜2022年にバズフィードに掲載された記事(病気や障害とともに生きる人や松本俊彦さん、磯野真穂さんら専門家・研究者に取材している)に追加取材も含めて加筆・再構成した医療ノンフィクション。どの記事がきっかけだったか、ずいぶん前から図書館で予約の...

2024.7.31市立図書館 2017〜2022年にバズフィードに掲載された記事(病気や障害とともに生きる人や松本俊彦さん、磯野真穂さんら専門家・研究者に取材している)に追加取材も含めて加筆・再構成した医療ノンフィクション。どの記事がきっかけだったか、ずいぶん前から図書館で予約の順番待ちをして、仕事が夏休みに入るタイミングでちょうど回ってきた。 どの記事(対話)も読み応えがあって、それぞれに切実な思いが伝わってくる。なかでも幡野広志さんとの鎮静・安楽死をめぐる対話、入江杏さんが語る世田谷一家殺人事件もうひとつの傷、磯野真穂さんに聞くコロナ対策の課題、それにHPVワクチン接種後の体調不良をめぐる話、怪しい免疫療法に惹かれる患者の話などが、ふだんかんがえていることの補強になってよかった。終章の遺伝性難病当事者の親子の話はつらく切なかった。

Posted by ブクログ

2024/07/14

最後の記事が衝撃的。今までの考えが覆された筆者の思考を追体験しているようで、心が苦しくなった。自死を選ぶ人が何を考え、何を感じていたかは当人にしかわからない。だからこそ、遺された我々は、どういうことを考えていたのか、感じていたのか考えなければいけないのだと思う。

Posted by ブクログ

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